面接レッスンは難しいと思っていませんか?よくある質問をおさえれば大丈夫!

面接対策の授業をやってほしいって、よく言われるんだけど難しそうだからいつも断っちゃうんだ。何したら良いかわからないし。



そうそう、ハードル高いよね。面接官が何聞くのかなんてわからないし。



確かに!
でも、よく聞かれる質問は大体決まっていますし、専門的なことは生徒と一緒に考えていけばいいので、みなさんが考えるほど難しくないんですよ。
実は、面接レッスンは需要が多く、入社、入学、といった明確な目的があるので継続されやすいんです。
社会人経験がある日本語教師の方なら大丈夫です!
今回は具体的にどんな質問の練習をするかなどをお話ししていきますね。
面接のレッスンでは何を練習をする?
よくある面接3つ
面接レッスンには大きく分けて3つあります。
- 企業面接
- 入試面接 (大学、大学院、専門学校等)
- 奨学金取得のための面接
面接レッスンですること
面接レッスンはだいたい
まずは生徒に想定される質問の答えを書いてもらいます。生徒と内容を確認しながら文法のチェックをして、より良い表現に訂正していきます。
スクリプトを基本に練習します。
面接は絶対にスクリプト通りには質問されませんので違う順番、違う方法で質問をして、答えられる様に何度も練習します。
実際の面接のように緊張感をもってやります。時間も計りましょう。
この流れで行うことが多いです。
共通してよく聞かれる質問


企業の面接、入学の面接、奨学金の面接、どんな面接でも共通して聞かれることがあります。
とりあえずこちらを押さえておけば急な面接練習の予約が入っても大丈夫!
入社面接
上記の共通の質問に加えて


大学面接
大学の面接は比較的やさしめです。共通の質問に加え、下記の質問の準備もしておきましょう。
大学院面接
共通の項目も必須ですが、個人に関する一般的な質問より、研究計画書の内容を細かく聞かれることが多いようです。
奨学金取得のための面接
奨学金の面接は基本的に大学、大学院の質問と似ています。
それに加え下記の質問もよくされます。


指導ポイント 生徒がよく間違える危険なポイント
- 名前はゆっくり
発音はカタカナ発音にするか、抵抗があればゆっくり発音するように指導しましょう。また、名字と名前の間は少し間をおく様にすると面接官が聞き取りやすいです。 - 聞かれていないことを長々と話しすぎないように
例:自己紹介で趣味の話を詳しくする - 御〜、貴〜の使い分けなど基本の表現
話す時に「貴社」を使ってしまう生徒が割といます。 - 誤解されかねない間違えた表現 (本人の言いたいことを汲み取って正しい表現に訂正する)
例〜てもいいです の間違った使い方
「将来的には御社でマーケティング部のチームリーダをしてもいいです。」→したいです
これは上から目線になるので非常にあぶないです。本人の言いたいことを的確に汲み取って正しい表現に訂正する必要があります。 - カタカナ英語を早く、英語発音しない
日本語を話していて急に英語の発音をされるといくら面接官が英語ができる人でも聞き取りにくいです。カタカナの用語はカタカナのまま、英語発音をしないように指導します。どうしても英語の用語しかない場合はゆっくり言う様に伝えると良いと思います。 - 一文を短く、明確に
日本語の特性上、長文になると何がポイントなのかわからなくなることが多いです。その上、上級者とはいえ多少のアクセントはありますので、面接時は、一文は短く、明確に!


教師側の面接レッスン注意点 これはしちゃだめ!!
生徒の考えた内容を変えすぎない!!
生徒の回答内容があいまいすぎて「これじゃダメだ」とヤキモキする時があると思います。(私はいつもそうです)もやもやした気持ちになりますが、これは生徒の面接なのでアドバイスをしても、内容を変えることはできません。
行き過ぎな熱血指導をして生徒にプレッシャーを与えないようにしましょう。
面接レッスンは社会人経験のある日本語教師におすすめ
面接のレッスンはこんな人におすすめです!
社会人経験がある
会社で働いていた
社会人としてのマナーを知っている
逆にお勧めできないのは…
社会人経験のない日本語教師(大学生など)
オフィスで働いたことがない
敬語が苦手


まとめ
面接レッスンは社会人経験のある日本語教師なら、そこまで難しくありません。
そして合格!という明確な目標があるのでレッスン継続されやすいです。
需要の多いレッスンですからぜひ挑戦してみてくださいね!