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【質問25例】面接対策レッスンは思ったほど難しくない|オンライン日本語教師

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新人日本語教師 たけるさん

面接対策の授業をやってほしいって、よく言われるんだけど難しそうだからいつも断っちゃうんだ。何したら良いかわからないし。

新人日本語教師 ゆりかさん

そうそう、ハードル高いよね。面接官が何聞くのかなんてわからないし。

Bona

確かに!
でも、よく聞かれる質問は大体決まっていますし、専門的なことは生徒と一緒に考えていけばいいので、みなさんが考えるほど難しくないんですよ。

実は、面接レッスンは需要が多く、入社、入学、といった明確な目的があるので継続されやすいんです。

社会人経験がある日本語教師の方なら大丈夫です!

私の主なターゲットは日本語上級者ビジネスパーソンですのでで、ほぼ毎日面接対策のレッスンがあります。

もちろん、業種や会社によって対策は変わってきますが、今回は皆さんにすぐ使っていただける汎用性のある方法をご紹介いたします!

では、具体的にどんな質問の練習をするかなどをお話ししていきますね。

目次

面接のレッスンでは何を練習をする?

よくある面接3つ

面接レッスンには大きく分けて3つあります。

  1. 企業面接
  2. 入試面接 (大学、大学院、専門学校等)
  3. 奨学金取得のための面接

面接レッスンですること

面接レッスンはだいたい

STEP
スクリプトの添削 
まずは生徒に想定される質問の答えを書いてもらいます。生徒と内容を確認しながら文法のチェックをして、より良い表現に訂正していきます。
STEP
流暢に答える練習 
スクリプトを基本に練習します。
面接は絶対にスクリプト通りには質問されませんので違う順番、違う方法で質問をして、答えられる様に何度も練習します。
STEP
模擬面接 
実際の面接のように緊張感をもってやります。時間も計りましょう。

この流れで行うことが多いです。

共通してよく聞かれる質問

企業の面接、入学の面接、奨学金の面接、どんな面接でも共通して聞かれることがあります。
とりあえずこちらを押さえておけば急な面接練習の予約が入っても大丈夫!

自己紹介 
自己紹介が長くなりすぎないように 
自己紹介の時点で自分の趣味や長所短所まで話して長くなりすぎてしまう生徒がよくいます。 

志望動機 
「御社は素晴らしいので」などではなくて、具体的な志望動機が必要です。経験談を交えて志望動機を言えると良いです。

長所短所
 短所の場合はただ短所を言うだけではなくて、どうのように対処しているかも練習しましょう。

短期、長期計画
面接に合格したら、どんなことがしたいか、自分の将来設計についてまとめておきます。

なぜ日本で働く(勉強する)必要があるか
なぜ自国ではなくて日本なのか。よくある「日本文化に憧れて〜」などの様なものではなく具体的な内容を準備した方がいいです。

自己PR
自分には何ができるか、どんな能力があるのかを言える様にします。

最近気になるニュースや読んだ本
なぜそのニュースが気になるか、自分の考えはどうなのか、もしっかりと答えられる様に準備します。

逆質問
最後に面接官から質問されるものです。「特にありません」はNG!!

入社面接

上記の共通の質問に加えて

日本語は大丈夫か
どの様に業務に支障のない日本語力を習得するかを説明

帰国予定はあるか 
日本の企業の場合は長期で働ける人材を望むことが多いです。

家族は同意しているか
会社側からすれば急に帰国されたら困りますよね。

今までの経験専門技術の有無
面接先の仕事内容になるべく関連を持たせて説明するといいです。

この会社で何ができるか どんな貢献ができるか
自分の能力を生かして具体的に会社にとってどんな利益になるのかを説明しましょう。

この会社について何を知っているか 
企業理念や基本的な情報は知っておく必要があります。

大学面接

大学の面接は比較的やさしめです。共通の質問に加え、下記の質問の準備もしておきましょう。

高校生の時に頑張ったことは何か。
必死で取り組んだことは?面接官はリーダーシップのある学生か、人間性はどうなのかを知りたいです。

学業以外で日本で何をしたいか。
ボランティアや、地域活動など、何か意義のある活動を考えておくと良いです。

将来の計画は 
将来は日本で就職?進学?それとも自国に帰る? 何でも良いので明確に答えます。

大学院面接

共通の項目も必須ですが、個人に関する一般的な質問より、研究計画書の内容を細かく聞かれることが多いようです。

なぜこの大学院なのか
他の大学院でなくてこの大学院に進学したい理由を具体的に説明します。 

なぜこの研究をしたいのか 研究したいと考える様になった経緯
研究へのモチベーション、どんな背景でこの研究をしたいと考えたかを話します。(案外、あまり考えていない生徒が多いです。生徒に質問をして、より明確な理由を引き出してあげるといいと思います)

この研究に社会的な意義があるか 
この研究をして世の中の人々はどんな恩恵を受けますか?

日本で研究するのはなぜか。
自国で研究するのではなく、わざわざ日本でする必要があるのか答ええられる様にしておきます。

研究計画書について説明、具体的、専門的な質問
こちらは日本語教師側でわからないことが多いので生徒に質問を考えてもらいます。その質問を使って模擬面接をおこないます。

研究を続けるか
大学院側は研究を続けて欲しい場合が多いのでこの質問をよくされます。

奨学金取得のための面接

奨学金の面接は基本的に大学、大学院の質問と似ています。
それに加え下記の質問もよくされます。

家族は留学に賛成しているか。
奨学金を取得して手続きをして、最終的に家族の反対で留学できなかったら奨学金が無駄になります。賛成している旨をつたえましょう。

なぜ奨学金が必要か
実は、本当に金銭的な問題で奨学金を申請する生徒は少ない様に思います。何か理由を考えなくてはならないことがよくあります。

指導ポイント 生徒がよく間違える危険なポイント

名前はゆっくりいうように指導する

発音はカタカナ発音にするか、抵抗があればゆっくり発音するように指導しましょう。また、名字と名前の間は少し間をおく様にすると面接官が聞き取りやすいです。

聞かれていないことを長々と話しすぎないように指う導すr

自己紹介において、経歴や趣味など全てを話してしまう生徒がいるといった問題があります。日本の面接スタイルにおいては、自己紹介は短く行い、面接官が詳細を聞いていく、ということをまず生徒に理解してもらう必要があります。

御〜、貴〜の使い分けなどビジネスの基本の表現はしっかりとおさえる

話す時に「貴社」を使ってしまう生徒が割といます。
ビジネス日本語の基礎は面接の際に押さえておいた方がいいポイントです。

誤解されかねない間違えた表現に注意 (本人の言いたいことを汲み取って正しい表現に訂正する)

例 〜てもいいです の間違った使い方 
「将来的には御社でマーケティング部のチームリーダをしてもいいです。」→したいです 


これは上から目線になるので非常に危険です。
まずは本人の言いたいことを的確に根気強く汲み取る必要があります。そして相応しい表現に訂正します。

カタカナ英語を早く、英語発音しないよう指導する


日本語を話していて急に英語の発音をされるといくら面接官が英語ができる人でも聞き取りにくいです。カタカナの用語はカタカナのまま、英語発音をしないように指導します。

また、カタカナの言葉は少しゆっくり発音するようにすると相手に伝わりやすくなります。

一文を短く、明確に伝えるよう指導する

日本語は、文章が長くなると、何が重要なポイントなのかわからなくなってしまうことがあります。
また、上級者であっても、アクセントの違いにより、聞き取りにくい場合があります。面接などでのコミュニケーションでは、一文が短く、明確に伝えるように心がけましょう。

生徒の話す内容を変えすぎない

生徒の回答内容に「これじゃダメだ」とヤキモキする時があると思います。(私はいつもそうです)もやもやした気持ちになりますが、これは生徒の面接です。アドバイスはしても、内容を変えることはできません。

行き過ぎな熱血指導をして生徒にプレッシャーを与えないようにしましょう。

面接レッスンは社会人経験のある日本語教師におすすめ

面接レッスンは社会人経験のある日本語教師なら、そこまで難しくありません。ご自身が面接を受けた時の経験、そこから得た知識を生徒に教えればOKで、日本語というより、日本の面接のスタイル、マナーを教えることが中心です。
そして合格!という明確な目標があるのでレッスン継続されやすく、需要の多いレッスンですからぜひ挑戦してみてくださいね!

面接のレッスンはこんな人におすすめです!

社会人経験がある 
会社で働いていた 
社会人としてのマナーを知っている

逆にお勧めできないのは…

社会人経験のない日本語教師(大学生など) 
オフィスで働いたことがない 
敬語が苦手

2023年6月追記 どんな業種の面接質問でもChatGPTがあれば対応可能!

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