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オンライン日本語教師を静かに辞めていく人が多い理由

オンライン日本語教師を5年以上続けられる人は、実はかなり少ないです。

最初の1〜2年は、勢いで乗り越えられることも多いです。
新しい生徒が来て、レッスンに手応えがあって、単価も少しずつ上がっていきます。
忙しいけれど、前に進んでいる感覚があります。

この時期は、迷う暇もなく順調に進むことも多いです。

問題は、3年目あたりからでてきます。

ある日ふと、「このままでいいのかな」と感じるようになります。
生徒は続いているし、収入も悪くないので、表向きは順調に感じながら、なぜかどこか苦しかったり、生徒が減ってきたり、陰りが見えてきます。

そして多くの人は、生徒募集を止めオンライン日本語教師を辞めていきます。

目次

なぜ、数年でオンライン日本語教師を辞める人が多いのか

理由は、自由すぎるからだと思っています。

働き方も、単価も、休みも、全部自分で決められます。
これはこの仕事の最大の魅力です。

ただ、それだけの自由があると、指針がないまま走り続けることになります。
会社員なら、評価や昇進がいやでも「次」を示してくれます。
しかしオンライン教師にはそれがありません。

自分で方向を決めなければ、どこにも向かっていない状態が何年も続いてしまいます。

正確に言えば、問題は自由そのものではありません。
自由すぎることと、軸がないことが同時に起きると、途端に迷子になってしまいます。
自由は、自分で舵取りをする軸があるからこそ武器になります。

たとえば、単価を上げたいと思っても、上げる基準を自分の中に持っていなければいつまでも同じ金額のままです。
休みたいと思っても、休む基準がなければ、埋まった枠を断れずに働き続けます。
自由は、基準がないとただの迷子になります。

価格と質のずれ、という落とし穴

もうひとつ、フェードアウトの典型的なパターンがあります。

価格と質のずれです。

最初は、価格を安く設定する人が多いです。
始めたばかりで自信もないし、まずは生徒を集めたいので価格を安くしがちです。
すると当然、値段で選ばれることも増えます。
それ自体は、経験を増やすために悪いスタートではありません。

ただ、続けていくうちに単価を上げたくなります。
そして単価を上げるなら、その値段に見合うレッスンの質が必要です。

ここで、質と価格が釣り合わなくなるとレッスンが継続されない、トライアルから続かない、という壁にぶつかります。
値段だけ上げても、中身がついてきていなければ、生徒は当然離れていきます。

客観性が重要

ここで必要なのが、客観性です。

自分の能力を過小評価しすぎても、逆に過大評価しすぎても、価格と質のあいだにずれが生まれます。

自分のレッスンが今どのくらいの位置にあるのかを、なるべく冷静に見ようとする努力を続けていくことは意外と難しいんです。

そして、客観的に見た先にあるのは、足りないものを受け入れることです。
ここが一番しんどいところでもあります。

ですが、認めてしまえば、あとは学びと経験で埋めていくだけです。
スキルは、そうやってしか上がっていきません。
目をそらして現状維持をしている限り、価格と質のずれは埋まらないままです。

長く続く人が決めていること

オンライン日本語教師を長く続けている人を見ていると、共通点があります。

なんとなく続けているのではなく、「私はこうしたい」を自分で決めているんです。
誰に教えたいのか、どんなレッスンをしたいのか、いくらで、週に何時間働きたいのかを明確にしています。

逆に言えば、フェードアウトしかかっている人は、ここを後回しにしています。

目の前のレッスンは、こなせます。
だから「自分がどうしたいか」を考える時間は、いつも後回しになってしまいます。
忙しいし、回っているけれど、前に向かってはいない。
この差が、3年目以降に出ます。

だから、まず自分の軸を持つ こと。これに尽きます。

自分がしたいことは何か、大切にしたいことは何か。
どんな生徒に教えている時に一番やりがいを感じるのか。
どんなスタイル、どんなスケジュールなら、無理なく働けるのか。

正解はありません。
だからこそ、誰かの答えを探すのではなく、自分の軸を持つと意識すること自体が大事です。

インターネット上の細かい情報を追いすぎないことも重要です。
他人のやり方は、あなたの軸の代わりにはなりません。

続けられるかどうかの分かれ目

続けられるかどうかは、自分の手綱を自分が握っているかどうかです。
実はそれが、5年続く人とそうでない人のいちばん大きな分かれ目です。

なんとなく流れでやっていると必ずどこかで限界が来ます。

今オンライン日本語教師をやめたい、先に進んでいる気がしないと感じているなら、一度、客観的な視点を入れてみるといいと思います。

おすすめは、単純ですが、人に相談することです。

難しいのは、この業界のことを話し合える相手が、そもそも少ないことですが、それでも、もし話せる人がいるなら、話すだけでもいいと思います。思考が整理されて「あ、なんだ、こんなことで停滞していたんだ」と、正体が見えてくることがあります。

もしすでにフェードアウトしかけている自覚があって、相談相手が身近にいないなら個別相談は、まさにこのために使ってもらえます。
オンライン日本語教師としての10年以上の経験から、停滞のポイントを客観的に紐解いていきます。
それだけで、止まっていた足が動き出すことがあります。

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