オンラインで日本語を教えたいけれど、いったいどこがいい?今回はそんな方のために大手のオンラインスクール、教室の特徴、それぞれのメリットデメリットをご紹介します。

オンライン日本語教師としてデビューしたいけど、どうやってなったらいいのかな?
いくつかプラットフォームがあるみたいだけど、自分にあったのがどれだか全然わからない!!



ご自分に合ったプラットフォームを選ぶことはとても大切です。合わないプラットフォームに登録して生徒が数人だった人が、プラットフォームを変えて収入が何倍にもなった、ということもあるんですよ。
オンライン日本語教師をしてみたいけれど、一歩踏み出せない方へのお手伝いができれば幸いです。
オンラインで日本語を教える4つの方法
オンラインで日本語を教えるにあたって可能性があるのはこの4つです。
- italki, Preplyのような大手プラットフォーム
- オンライン日本語学校の専属講師
- 個人(自分)のプラットフォーム
- 個人(他人)のプラットフォーム
まず大まかな特徴をご説明し、その後各プラットフォームなどの説明をしていきますね。
1 大手プラットフォーム


大手プラットフォームの登録方法
どこも大体同じです。
ウェブサイトに行き、フォームに入力、プロフィールを作成、ビデオを撮影し、合否を待つ、とてもシンプルです。
メリット
- 生徒が多い
- 管理は全て会社が行ってくれる。
- レッスン料金、勤務時間も自分で決めることができるため自由度が高い
デメリット
- 講師の数が多い=ライバルが多い(2020年からコロナの影響で急激にオンライン講師が増加)
- 生徒獲得は自分の力にかかっている
2 オンライン日本語学校の専属講師
登録方法
応募要項に入力 履歴書等作成 面接 (入社試験のような感じです)先ほどの個人の学校と似ていますが、専属なので会社の社員になる感じですね。
メリット
指定された教科書、カリキュラムがあるので自分であまり考えなくても良いです。給料も社員ですから安定しています。(安いか高いかは別として)
- 収入が安定
- 教室で教材、研修がある
デメリット
自由度が低いのがデメリットです。会社員ですから当然と言えば当然ですね。
- 休み、勤務時間の自由度が低い
- 教え方に制限がある
3 個人(自分)で生徒を集める
インスタやフェイスブック、インスタグラム、ウェブサイトなどで直接生徒を募集します。また、既存生徒がいれば生徒からの紹介もあります。初心者にはちょっと難しいかも!慣れてきたら挑戦しましょう。
メリット
プラットフォームに手数料が取られない!これが一番のメリットですよね。後でご説明しますが、たくさん稼いでも結構引かれる手数料が高いんです…
- 手数料がとられない。
- 自由度が高い。
デメリット
個人での活動になるので、自分で生徒を集めなければなりません。
- 生徒募集のためのマーケティングに時間と労力がかかる
- クレーム対応等、全て自分で対応が必要。
- 事務的な説明などで英語などの語学力が必要となる。
4 個人(他人)の小規模オンラインスクール


先ほど少しお話ししましたが、ある大手プラットフォームで日本語教師をしている時に数件スカウトがありました。
そのうち、2校を受け、しばらくそちらで日本語教師をしていました。
小規模な会社なので休みなどある程度融通がきくし、トラブル対応もしてくれるのでよかったですが、スケジュールが固定されるのが辛くなったこと、また給与が低かったこともあり2年ぐらいでやめました。
登録方法
- スカウト
- 紹介(表立った求人はあまりしていません)
メリット
- 固定生徒になるので比較的安定した収入を得やすい。
- 自分で生徒獲得の努力をしなくていい。
- アットホームなので経営者や運営者と仲良くなれば、融通が効く。
デメリット
- 固定の生徒になるため、休みが取りにくくなる。
- 給与支払いの方法が少ない。
- 小規模で不安定なので、システムが成立していない。
- メインの仕事にするには難しい
有名なプラットフォームとその特徴
こちらでは特に有名なプラットフォームの特徴をご紹介します。料金等幅がありますので大体の目安としてお考えください。
日本語教師資格 | 1コマ平均 (50分〜60分)料金 | 手数料 | 日本語教師数 | 給与支払い | |
italki | 必要 *追記 2021. 8月 コミュニティーチーターも募集中 (資格必要なし!) | 1500〜4000円 | 15%固定 | 1184 | ペイパル等 |
preply | 必要なし | 1500〜4000円 | 33%〜 レッスン時間によって手数料が下がる | 977 | ペイパル等 |
Cafetalk | 必要なし | 1000〜2000円 | 40%〜 レッスン時間によって手数料が下がる | 1234 | ペイパル等 日本銀行口座 |
Amazing Talker | 必要なし | 1500〜4000円 | 30%〜 月収入により0%まで下がる。 3000USDで手数料0% 別途税金8%(固定) | 不明 | ペイパル等 |
italki
最も有名なプラットフォームと言えるのではないでしょうか。現在は資格のある講師のみの募集だそうです。講師の手数料も15%と低めの設定。良心的ですね。
Preply
italkiと並ぶ有名プラットフォームです。手数料が33%スタートですのでitalkiを選ぶ日本語教師が多いでしょう。
講師募集のページを見てみると、稼いでいる講師の週の最高収入が550ドルとあります。そうなると550×4=2200ドル程度となりますので、それ以上の収入を得たい方は掛け持ちが必要になるでしょう。
とはいえ、日本語教師の登録数も一番少ないので人気オンライン日本語教師になれる可能性もあります。
カフェトーク
日本のプラットフォームなので、問い合わせ等も日本語でOK。英語が苦手な方でも大丈夫です。レッスン単価は全体的に一番低いような印象です。日本語以外の言語はもちろん、ヨガ、音楽等なんでも教えることができます。手数料が40%と高めです。(収入によって手数料は減っていくようです)また、登録のしやすさからか日本語講師の数も多いです。
Amazing Talker
台湾のプラットフォームなので生徒は台湾人香港人が多いようです。中国語を話せる方に特におすすめ!手数料は30%(月の収入によって減少 3000USDで0%)ですが税金で必ず8%引かれます。できるコマ数が少なければカフェトーク同様40%近く手数料が引かれます。
プラットフォーム自体がマーケティング、教師のセールスに対する教育に力を入れていますので教師の競争が激しいです。
私にぴったりなプラットフォームはどこ?





たくさんあって全然わからない!結局どこに登録したらいいの?



ご自分の特性や、どれくらいの時間働きたいかによって変わってきます。こちらを参考にしてくださいね。
- レッスン対象者は欧米人 italki (要資格)preply
- レッスン対象者はアジア人 Cafetalk、Amazing Talker
- レッスンできる時間が少ない 資格あり→italki *2021 8月追記 コミュニティーチューターもOK(資格なしでもOK)
- レッスンできる時間が少ない 資格なし→ preply
- 外国語が苦手→cafetalk
- 中国語ができる→Amazing Talker
- 安定した収入が欲しい→オンライン日本語学校で専属の講師になる
複数のプラットフォームに登録したほうがいい?
ほとんどのオンライン日本語教師が複数のプラットフォームに登録していると思います。
プラットフォームの生徒数にもよりますが、授業が少ないうちは複数のプラットフォームに登録するのがおすすめです。その分生徒の幅も広がります。
しかし個人的には特定のプラットフォームである程度良いフィードバック、生徒数が増えたら一つに絞っていっても良いのではないかと考えています。(私はこの方法+個人契約の生徒さんに教えています)
2つ、3つと登録しているとその分手数料が引かれますので効率が悪いです。
生徒が増えてきたら一番合う!と思う一つのプラットフォームである程度の認知度、実績を固めていくのもおすすめです。
新人の時は複数のプラットフォームに登録
生徒が確立できてきたら、一番合うプラットフォームに絞り、手数料を減らす
オンライン日本語教師で一番人気なのはどこ?
皆さん気になるのが、どこのプラットフォームが一番人気か、ということですよね。
ズバリいいます。
italki です。
今まで数多くのオンライン日本語教師の方の成長のお手伝いをしてまいりましたが、ほとんどの方はitalkに登録されています。
圧倒的な知名度からくる生徒数の多さ、手数料の安さが魅力なのかもしれません。
まとめ
コロナ禍でどんどん講師は増えており、これからも増えると予想されます。競争はどんどん厳しくなるので、始めるなら早ければ早いほど良いです!!
色々と不安もあるでしょうますが、案ずるより産むが易し、まずは登録してみましょう!!始めてみれば意外と簡単ですよ。
そして、どのプラットフォームを選んだらいいかわからない方は個別相談にてご相談を承っておりますので、お気軽にお申し込みくださいね。


これからも、少しでも皆さんのお役に立てるような情報を発信していきたいと思っています。心より皆さんを応援しています!!
日本語教師として一緒に頑張りましょう!!