リピートの生徒がなかなか増えない。私のレッスン、何が悪いの?
リピートしてくれても数回だけ。
新規生徒をいつも増やさなきゃいけないプレッシャーがある…
生徒とコミュニケーションがうまく取れていなくて、レッスンでどっと疲れちゃう
オンライン日本語教師にとってリピーターの生徒がつかないことは死活問題です。
では、シンプルにどうやってリピーターを増やして、長期継続してもらうのか。
それは生徒、教師双方が安心、リラックスしてレッスンができる安心できる関係を作ること!
私の生徒の中では継続的に4年、5年続けてくれている方も少なくありません。
ほぼ0レベルから数年一緒に勉強してペラペラなレベルにまで到達しました方々もいます。
今回はその非常に大切な信頼関係はどのようにして形成するのかを詳しくご説明しますね。
リピーターが少ない、またリピートはあっても短期間で終わってしまう方、より生徒との信頼関係を深めリピーターを増やすための秘訣を知りたい方はぜひお読みくださいね!
運営者 BONA
経験と実績で培った「売れる」コツをわかりやすく丁寧にご紹介!
✔︎オンライン日本語教師歴8年
✔︎日本語教師歴13年
✔︎リピート率90%以上(過半数が一年以上のリピーター)
✔︎オンライン日本語教師育成(卒業生月収24〜60万円)
日本語教育能力検定試験合格後、8000以上のオンラインレッスンをしてきました。生徒さんからのリピート率は90%以上、2年以上継続する生徒ばかりですので(5年以上の生徒さんもいます)生徒獲得や継続の秘訣を熟知しています。!
日本語の教え方が上手いだけでは生徒は続けてくれない
生徒と安心できる関係を作れなければ、どれだけ素晴らしいレッスンをしても響きません。
良好な関係性が築かれた環境では、生徒はよりリラックスすることができます。
信用できる関係を築く
→生徒がリラックスをする
→生徒はより気軽に質問やリクエストを教師に伝えられるようになる
→日本語教師は生徒の希望に沿ったレッスン提供が可能になり、生徒の満足度が高まる
→リピート率UP
どれだけ経験のある日本語教師でも、生徒と信頼関係形成ができなければリピート率は下がります。
私個人も、生徒から他の先生についてのコメントを聞くことがよくあります。
このように感じさせてしまったら、生徒は他の先生に変更するのは目に見えていますね。
代わりのオンライン日本語教師は数えられないほどいます。
お金、お金、お金!? お金を追い過ぎて本質を見失う?
オンライン日本語教師として収入を増やすことはもちろん大切です。
ですが、そのために本当に大切なことを見失っていませんか?
値段の急激な変更をするとどうなる?
考えてみましょう。
値段を急に引き上げたり、レッスンを詰め込みすぎるとどうなるでしょうか?
生徒の信頼を失ったり、授業の品質が下がるリスクが高まります。
短期的な利益を追求することは、一見すると魅力的です。
しかし長期的には生徒が離れていってしまう結果になることが多いのです。
お金だけに集中しすぎると生徒は逃げていく
生徒は安心して学べる環境を求めています。
短期的な利益を追い求めるのではなく、長期的な信頼関係を築くことが大切です。
例えば、「先生、最近忙しそうですね…」と生徒に言われたことはありませんか?
この一言は、リピートの終了の前触れかもしれません。
私たちオンライン日本語教師が目指すべきは、生徒一人一人との信頼関係を大切にし、質の高いレッスンを提供し続けることです。
お金は結果と共に後からついてきます。
まずはスキルアップをして、生徒に安心できる学習環境を提供しましょう。
そうすることで、リピーターを増やし、安定した収入を得ることができるようになります。
安心できる関係を築くためのステップ
では具体的な信頼関係の作り方を見ていきましょう。
ここで注意するべきことは、オンライン教育と対面授業では、関係の築き方が少し異なる、ということです。
オンラインでは非言語的なコミュニケーションが限られるため、より工夫と注意が必要です。
初対面での印象が肝心
トライアルレッスンは超重要
最初の授業は非常に重要です。
トライアルレッスンは、新しい生徒との関係を築く最初のステップであり、その重要性は非常に高いです。なぜなら初対面の印象は大きいからです。
この短い時間で良好なラポールを築くことができれば、生徒がリピーターになる可能性が高まります。
生徒のニーズと目標を理解する(ヒアリングが超重要)
生徒が何を学びたいのか、どのような目標を持っているのかを理解することで、初めてカスタマイズされた授業を提供できます。
しっかりとヒアリングをし、生徒にとって本当に価値のある授業を提供することがリピーターにつながる重要なステップになります。
適切な質問でニーズを把握
トライアルレッスンでは、生徒のニーズや目標をしっかりと把握するために適切な質問をすることが重要です。
例えば、生徒にどんな場面で、どんな人と話せるようになりたいかなどの具体的な質問を通じて、生徒が本当は何を求めているのかを理解しましょう。
また、オンライン日本語レッスンを受ける目的、生徒が重要視しているもの(完璧さ、流暢さ、気軽さなど)をヒアリングを通じて理解することも重要です。
生徒のニーズと目標を理解した上で、それを尊重してレッスンを行うことが、生徒との信頼関係を築く鍵となります。
生徒の性格・考え方を理解するための効果的な質問
前述したように良好な関係を築くためには、生徒の性格や考え方、価値観を理解することが重要です。例えば「週末になにをしていますか?」という質問から内向的か外交的かをざっくりと捉えることができます。
他にもこのような質問で生徒の嗜好性を探すことができます。
趣味
好きな音楽
好きなスポーツ
旅行ではどんなことをする?
人は共通の興味や価値観を持つ人と自然と親しくなります。
生徒の趣味や興味を尋ね、レッスンでそれに関連する話題を取り入れることで、生徒との距離を縮めることができます。
人柄を伝える工夫
安心感を提供
オンラインレッスンでは、人柄が伝わりにくいという課題があります。
特にトライアルレッスンでどれだけ自分自身を生徒に理解してもらえるかが、リピーターを獲得する鍵となります。
できるだけ笑顔で、あなた(生徒)に興味があるということを示すことが重要です。
生徒は受け入れられたと感じ、より心を開いてくれるようになります。
教師自身の透明性
自分自身の経験や考えについても適度に共有することで、生徒との距離を縮めることができます。
例えば私は生徒に個人的な考えや失敗談などを生徒に共有することがあります。
そうすることによって、生徒は「親しみやすい」「上から目線ではない」と思ってくれて、より親和性を高めることができるようになります。
画面全体からの印象をコントロール
オンラインでは、画面全体から受ける印象が日本語教師に対するイメージとなります。そのため、自分の外見(伝えたいイメージのメイク、服装、髪型など)また背景にも気を配ることが重要です。
だらしのない印象を与えるようなものは画面から排除しましょう。
生徒がされて嫌なこと、知っていますか?
生徒の好みや嫌いなことを知っていますか?
オンライン日本語教師はただ日本語を教えるだけでは不十分です。
サービス面でも生徒に満足してもらわなければ、選んでもらえません。
例えば、素晴らしいレストランやホテルを思い浮かべてください。
外観や料理がどんなに素晴らしくても、サービスが良くなければ「また来たい」とは思いませんよね?
オンラインレッスンも同じです。私たちオンライン日本語教師は教育サービスを提供しています。
教育能力はもちろん、素晴らしいレッスン体験を提供することで初めてリピーターが生まれます。
具体的に考えてみましょう。
例えば、素敵なレストランが2つあります。
レストランAは素晴らしい料理を提供しますが、お客さんのタイミングや好みを把握していません。
レストランBはあらかじめ好き嫌いをお客さんに聞き、次の食事を出すタイミングや話しかけるタイミングを見ています。
同じ値段なら、どちらのレストランに行きますか?
オンラインレッスンも同じです。
生徒の細かいニーズにどれだけ応えられるかが、リピートされ続ける鍵です。
話をちゃんと聞き、興味を持って質問をし、忘れてしまいそうなら話の内容を忘れないようにメモを取ること。
この簡単なことを実践するだけで、生徒の満足度は大きく向上します。
リピーター生徒を獲得するための具体的な方法
良好な関係性が築けたら、次はその生徒が長期のリピーターになってくれるようなアクションが必要です。
フォローアップメールやメッセージ
授業が終わった後に簡単なフォローアップメールやメッセージを送ることで、生徒に対する思いやりを示すことができます。
とはいえ媚を売るようなやり方は相手にも伝わります。
不自然にならないように注意しましょう。
私の実例
私はレッスンとは関係のない内容で友達のように生徒にメッセージを送ることがあります。意識してやっているわけではなかったのですが、結果良いラポールを築くことに役立ったのだと思います。
実例を挙げると、あるレッスンで「この後何をする?」というような話をしていました。私は美容のためのレーザー施術を受ける予定で、その旨を話したところそれについて生徒がとても興味を持ちました。
レーザー施術を受けた後、痛みなどの感想をすぐにシェアしました。
それから頻繁に美容の話で盛り上がるようになり、おすすめの美容グッズなどをシェアし合って関係がより深まりました。
良い関係性を築くには一般教養が必要
一般教養を身につけることは、良好な関係性を築くのに一見関係ないように思えるかもしれませんが、実は非常に重要です。
多様な話題に対応できる教師は、生徒から「面白い」「この先生とレッスンをしたい」と感じられる可能性が高くなります。
特にオンラインでの教育では、多様な背景を持つ生徒と接する機会が多いため、一般的な教養を身につけて、どんな生徒とも共通の会話ができるようにすることが有用です。
幅広い話題で話せるように
日本の文化、政治、国民性、アニメ、また世界情勢など、興味がなくとも自分の意見が言えるくらいの教養を持っておくと、生徒との会話がスムーズに進みます。
具体的にできることは、担当生徒の興味のある分野のニュース、そして一般的な日本や世界のニュースを簡単にチェックしておくことです。
例えばある生徒はアジアの政治に強い関心を持っています。私はいつも新聞を斜め読みをし、ざっくりどんなことが起きているかをチェックするようにしています。
詳しく理解しなくても大丈夫です。生徒にそのトピックを提供すれば、生徒が説明してくれます。
生徒の洞察と相互理解
生徒を深く洞察することは、心理的につながりを築く上で非常に重要です。
特に、生徒自身が気づかない良さや能力を見つけて伝えることが、良好なラポールの形成に寄与します。
生徒を洞察して理解する
生徒を深く理解することで、何に価値を見い出しているのか、何を目標としているのかを把握し、それに対応した指導を行うことができます。
これにより、心理的につながることができ、長期的な信頼関係を築く基盤が形成されます。
隠れた能力を見つける
例えば、生徒に対して「インプットに時間がかかったが、アウトプットの練習を重ねて最近急激に日本語が伸びた」と感じている場合、「今まで隠れていた能力が発揮されましたね」と生徒に伝えることができます。
自分のことを観察し、理解してくれる人がいるってとても嬉しいですよね。
良いところを積極的に見つけて伝えましょう!
相乗効果!安心できる関係作りとマーケティング
多くのオンライン日本語教師が気づかないポイントの一つが、良好な関係性構築がマーケティングにも強力な影響を与えるということです。
では、具体的にどのような相乗効果があるのでしょうか。
口コミ効果を高める
生徒との良好な関係を築き、良いレッスンを提供できた場合、満足した生徒はプラットフォーム上で良いフィードバックを残してくれます。
そして良い口コミは新規生徒を呼び込みます。
リピーター生徒からの紹介
また、レッスンで満足してくれた生徒はその経験を友達や家族に共有する可能性が高くなります。
信頼関係が築かれた生徒は、新しい生徒を紹介してくれる可能性が高くなります。
実例
私個人の実例ですと、もともとの生徒さんである方が、お子さんにも私のレッスンを受けさせてくれたり、ある他の生徒さんは親戚を何人を紹介してくれたり、また別のパターンでは既存の生徒さんが友人を紹介してくれて週3回という頻度の高いレッスンに繋がったこともあります。
一人一人に合わせたレッスンを真摯に行った結果、生徒の輪が広がっていきました。
リピートの方が生徒、教師、お互いに楽
新規生徒を増やすことはもちろん大切です。
しかし皆様ご存じのように新しい生徒を獲得する労力よりも、既存の生徒を維持する方が楽です。
より良いラポールを形成することは生徒が長期間リピートしてくれる要因ともなります。
冒頭に少し触れましたが、私は生徒と良い関係を保ち、長い人で5年レッスンを受けてくれている人もいます。そういった生徒さんとのレッスンは、ストレス0です。
逆に新規の生徒さんは、毎回緊張します。
例:顧客との継続的な関係:高級化粧品はどうやって売る?
高級化粧品会社でマーケティングをしている人に話を聞いたところ、何万円もする高級な化粧品を買ってもらうための一つの鍵は「担当販売員の丁寧な接客」だと言っていました。
担当者が顧客の好み、肌質、性格をしっかりと理解し、その上で良い関係を築くことで、顧客から「この担当者でなくてはだめだ」と思ってもらえるようになるのです。
この例から学べることは、オンライン日本語教師も同様に生徒の個性やニーズを深く理解し、その上で一対一の関係を築くことが、生徒からの信頼とリピートを得るために非常に重要であるということです。
聞き上手であることの重要性(会話泥棒にならない)
最後に、聞き上手であることの重要性についてお話ししますね。
生徒が何か話しているときに、「あーそれ知っています」と言って話を奪っていませんか?
このような行動は、生徒の満足度を大きく下げてしまいます。
特に話好きな生徒は、話をすることで満足感を得ています。
話を遮るのは絶対NG
生徒の話を遮らずに聞くことは、生徒の満足度を高めるために本当に重要です。
例えば、生徒が一生懸命日本語で何かを説明しているとき、途中で遮ってそのまとめを言ってしまったら、生徒は考えるプロセスや表現をする練習の機会を失ってしまいます。
そしてそもそも、話を遮られることってあまり気分がいいものではないですよね?
生徒の要望にもよりますが、できるだけ話を遮らず、間違いはメモしておいて後から訂正してあげると、雰囲気を壊さずに満足度を上げることができます。
謙虚な態度で話を聞きましょう。
日本語の練習が目的で生徒はお金を払っていますので、私は知っていることでも話を促すために、初めて聞いたというスタンスで質問することがよくあります。
例えフリートークといえど、レッスンですので目的は日本語の上達です。
会話どろぼうにならないようにしましょう。
まとめ
とにかく大切なのは、生徒と良い関係を築くこと!
生徒をよく知り、信頼関係を作る
↓
生徒もリラックスをしてレッスンを受けられるようになる
↓
生徒の長所、短所が見えてきてより生徒にあったレッスンを提供できるようになる
↓
生徒が「この先生じゃなきゃダメだ!」と思ってくれる(リピートにつながる)