オンライン日本語教師の収入は、努力や日本語教育能力だけで決まるものではありません。
同じようにプラットフォームに登録し、同じようにレッスンをしていても、
月5万円で止まる人と、30万円を超えて安定している人がはっきり分かれます。
この差は、才能や運の問題ではなく、
どのように考え、どのように働き方を設計しているかその違いです。
私はオンライン日本語教師として10年ほど活動し、旅行に行くなどで変動はありますが、1日少ない時は3時間、最大で6時間くらいの稼働で、外国人向けオンライン日本語レッスンで月にだいたい45万円以上程度の収入を得ています。
また、これまで多くの日本語教師の方の相談に乗ってきた中で、
「どんな条件の人が、どの段階で伸びるのか」
「どこで止まりやすいのか」
その傾向もかなりはっきり見えてきました。
この記事では、よくある理想論ではなく、オンライン日本語教師の実際の収入例をもとに、
なぜ月5万円で止まる人が多いのか
どんな人が30万円の壁を越えているのか
その違いを整理していきます。

運営者 BONA
オンライン日本語教師として10年以上。
レッスン数は10,000回以上。
生徒のリピート率は90%以上。
長期継続の生徒が多く、
2年以上続けてくださる方が過半数です。5年以上の生徒さんも多数
また、オンライン日本語教師の育成にも携わり、
月収30万円〜80万円を達成した卒業生も数多くいます。
- 日本語教師歴:15年
- 日本語教育能力検定試験 合格
- オンライン日本語教師:10年以上
- リピート率:90%以上
- オンライン日本語教師サポート歴5年以上
感情を煽るようなポジティブなだけの情報ではなく、
現場で積み重ねてきた実践知と、再現性のある本質的な知識をお伝えしています。
オンライン日本語教師の一般的な収入

まず前提としてお伝えしたいのが、
これは理想論ではなく、実際に相談を受けてきた数百名のデータをもとにした現実だということです。
オンライン日本語教師を始めたばかりの方の最初の1ヶ月の収入は、ほとんどの場合5万円以下です。
だいたい3ヶ月から半年ほど継続して、ようやく月収10万円前後に届く人が増えてきます。
そして多くの方がぶつかるのが、ここです。
オンライン日本語教師歴が2〜3年になっても、月収15〜20万円前後で止まってしまう。
これは決して珍しい話ではありません。むしろ「かなりリアルな平均値」です。
なぜ、ここで止まる人が多いのか
この層に共通しているのは、
- レッスンは真面目にやっている
- 経験年数もそれなりにある
- でも「収入の伸ばし方」は考えていない
という状態です。
言い換えると、手頃な価格で「入ってきたレッスンをこなす」働き方のまま数年が経ってしまっている。
この場合、日本語能力や指導経験がどれだけあっても、月5万〜20万円のレンジから抜け出せません。
伸びる人は何が違うのか
私が現在サポートしている日本語教師の方々の月収は、20万円〜60万円以上と幅があります。
中には、
- 日本語教師未経験
- 開始から3ヶ月
- 資格なし
という状態でも、20万円以上を売り上げる方も実際にいます。
ここで重要なのは、特別な才能があるからではないということです。
日本語教育能力は、もちろん重要です。
ただしそれは、基礎的な勉強と、一つ一つのレッスンに真剣に向き合っていれば多くの人が時間とともに身につけていくものでもあります。
つまり、月5万で止まるか、30万を超えるかを分けているのは、 日本語教育能力の「知識」そのものではないんです。
差を生むのは、効果的なやり方を知っているかどうか。
- どんな生徒をターゲットにするのか
- どんなレッスンを売るのか
- 何を売りにして単価と継続率を上げるのか
これを考えずに、
時間を増やす
レッスン数を増やす
だけを続けていると、どれだけ頑張っても収入は伸びません。
オンライン日本語教師のレッスン料は?
教えるプラットフォームやターゲットによって差はありますが、
自分で価格を設定できる場合、
- 初期:50分 〜1時間 10〜15USD程度
- 経験者:25ドル以上
が一つの目安です。
欧米人を主なターゲットにしているitalki や Preply では、競争は激しいですがさらに高めの設定も可能です。
一方、未経験者が始めやすいフリートーク中心の場合、
10ドル以下の方もいますが、10〜15ドルくらいからスタートする人が多いのが現実です。

勤務時間はどれくらいか
働く時間は人によって大きく異なります。
短い人:1日2〜3時間
多い人:1日10時間以上
新人のうちはレッスンが安定しないため、実際に稼働できるのは 1日3〜4時間程度が多いでしょう。
中堅期になると、良いレビューも増え値段もそこまで高く設定していない時期なので「スケジュールを空ければ入る」状態になります。
結果として10時間近く働いてしまう人も少なくありません。
この時期は燃え尽きやすいポイントでもあります。
ベテランになると、
単価が上がる
レギュラー生徒が定着する
ため、
働く時間を自分で選べる状態になります。
中堅が体力的には一番きつい時期です。
そこを抜けられるかどうかが、オンライン日本語教師を安定した収入源にできるかどうかのポイントとなります。
オンライン日本語教師だけで生活できる?

月収20万円を超えているオンライン日本語教師は珍しくありません。
20万円あれば、実家暮らしや生活費の低い地域であれば生活できる可能性はあります。
ただし、新卒の会社員の初任給と比べても低めの水準であり、一人暮らしで余裕のある生活をするのは現実的ではありません。
月収30万、40万、あるいはそれ以上を稼ぐ日本語教師も確かに存在します。
ただし、割合としては少数派です。
20万円と30万円の大きな壁
では、
30万円以上の収入を得ているオンライン日本語教師は、どのようにして収入を伸ばしているのでしょうか。
月20万の場合
単純計算すると、(わかりやすいように手数料は省いて計算しています)
2,000円(13〜15USD) × 100コマ = 月20万円
月20日稼働 → 1日5コマ
今は円安のため2,000円(13〜15USD)は低めの価格設定のとなります。
したがって新規生徒は入りやすい傾向があります。
フリートークや初級〜中級中心のライト層のレッスンを行っている場合、このゾーンに留まる人が多いのが現実です。
単価を抑え、とにかくレッスン数をこなすことで、比較的到達しやすいラインとも言えます。
ただし、そもそも見つけてもらえなければレッスンは入りません。
まず効果的なプロフィールは必須です。
30万の場合
30万円の壁を超えるためには、
リピート率
単価を支えられるレッスンの品質
が重要になります。
つまり、
日本語教育の知識
他の教師より「分かりやすく、生徒に合わせて効率的に教える力」
が必要になってきます。
さらに、単価が高くても新規生徒を集めるための魅力的なプロフィールなどの見せ方・伝え方も不可欠です。
この段階から、「ただ教える」だけでは届かなくなります。
またグループレッスンを取り入れる人もいます。
生徒が集まれば収益効率は上がりますが、その分、準備や運営の負担も大きくなります。
40万以上
月40万〜60万円以上を稼ぐ講師もいます。
このゾーンに入ると、高いレッスン品質単価を支えてくれる実績と信頼が前提になります。
たとえば、
試験合格
志望校・志望企業への合格
など、
生徒側の成果が見える実績です。
加えて、「このジャンルならこの先生」という確固たるポジションを確立している必要があります。
(プロフェッショナルなプロフィール、レッスン数など)

収入帯ごとの目安
- 40万以上 実績+信頼/確固たるポジション/ほぼリピート生徒
- 30万以上 教える能力+マーケティング能力
- 20万以上 良いレッスン+ターゲット生徒の言語ができる等
- 10万以上 初級〜中級の日本語教育知識
- 5万以上 日本語ネイティブ+初級日本語教育知識
- 3万以下 会話レッスンのみ/経験・知識なし/趣味レベル
資格がなくても高収入を得ることは可能です。
ただし、それをカバーする語学力などの付加価値やマーケティングの知識は不可欠になります。
収入を増やすにはどうしたらいい?
収入を増やすにはどうしたらいいのか。多くの人がここでコンサルに頼んだり特別な方法を探し始めますが、やること自体はとてもシンプルです。
大きく分けると、次の3つしかありません。
1 新規生徒を増やす(魅力的なプロフィール)
2リピートしてレッスンを購入してもらう(トライアルレッスン)
3 リピート生徒に継続してもらうこと(魅力的なレッスン)
これ以上でも、これ以下でもありません。
この3つは、バラバラに存在しているのではなく、構造としてつながっています。
新規生徒はプロフィールでほぼ決まる
新規生徒を増やすために必要なのは、運ではありません。
誰向けの先生なのか
どんな悩みを解決できるのか
他の教師と何が違うのか
これが伝わるプロフィールがあるかどうかです。
ここが曖昧なままでは、いくら待っても「価格で選ばれるだけ」になります。
実際、月5万円前後で止まっている人の多くは、
プロフィールが「無難」
誰にでも当てはまる表現
自分の強みを自分で分かっていない
この状態のまま、
「どうやったら生徒が増えますか?」と悩み続けています。
自分の強みが分からないまま、プロフィールは作れません
プロフィールは文章力やセンスの問題ではありません。
その前に必要なのは、
自分はどんなタイプの教師なのか
どんな生徒と相性がいいのか
どんな価値を提供できるのか
これを言語化できているかどうかです。
この整理ができていない状態でプロフィールだけを直しても、効果は出ません。
とはいえ、急に自分のアピールポイントや合う生徒について考えるのはとても難しいと思います。
自己分析から、プロフィール設計まで一人で整理するのが難しい方向けに、
自己分析〜プロフィール設計の考え方をステップバイステップでまとめた教材を用意しています。 興味のある方はこちらをご覧ください。

リピートされるかどうかは、最初の1回でほぼ決まります
一度来た生徒が続くかどうかは、相性や雰囲気、また日本語教育能力だけで決まるわけではありません。
実際には、
トライアルで何を見せているか
どこまで生徒の成長の道筋を明確に示せているか
ここで、収入の伸びが大きく分かれます。
月5万前後で止まる人と、20万・30万を超えていく人の差は、
この「最初の1回」の設計に集約されているケースがほとんどです。
興味のある方はこちらをご覧ください。

レッスン単価は結果として増えるもの
価格設定のことばかり考えている人も多いですが、安定している人ほど、レッスン数と価格は質の良いレッスン結果として増えています。
プロフィールを見る
→新規(トライアル)
→ リピート
→ 単価UP
この流れができていない状態で値段だけ増やすと、普通に値段と提供しているレッスンの価値が合わずいずれ生徒は辞めていきます。
実際のオンライン日本語教師の収入例
ここで、
私が実際にアドバイスさせていただいた
オンライン日本語教師の例をご紹介します。
- Aさん オンライン日本語教師歴半年/資格あり/他言語対応/フルタイム → 月収 約60万円
- Bさん オンライン日本語教師歴4年/資格なし/他言語対応/フルタイム → 月収 約45万円
- Cさん オンライン日本語教師歴4年/資格あり/他言語対応/フルタイム → 月収 約10〜15万円
- Dさん オンライン日本語教師歴3年/資格あり/他言語対応/パートタイム → 月収 約5万円
ここから分かるのは、資格の有無と収入は、必ずしも比例しないという事実です。
しかし、外国語対応ができる人の方が収入を伸ばしやすい傾向があるのは確かです。
外国語は武器だが必須条件ではない
ここで誤解しないでほしいのは、
外国語がネイティブレベルである必要はない、ということです。
私自身の英語も、正直流暢ではないです。
それでも、
レッスン中の補足説明
生徒の不安を取り除くための一言
この程度ができれば十分です。
資格がなくても収入を得ることは可能です。
ただし、
レッスンを「売る」ための知識
継続してもらうための設計
最低限の語学サポート
これらは必要になります。
「日本語ネイティブならできる」「なんとなく続けていれば伸びる」仕事ではありません。
だからこそ、考えながら動ける人ほど、結果が出ます。
まとめ
オンライン日本語教師は、時間や場所に縛られずに働ける反面、やり方を間違えると、いくら頑張っても収入が伸びない仕事でもあります。
月5万円で止まる人と、20万・30万、さらにその先に進む人の差は、努力量や才能ではありません。
- どんな生徒を想定しているか
- どんなプロフィール・導線になっているか
- 最初のレッスンで、何を伝えているか
こうした構造を理解せずに始めてしまうと、「頑張っているのに報われない状態」になりやすいのが現実です。
一方で、最初にポイントを整理し、考えながら進められる人は、着実に収入を積み上げていきます。
まずは自分で整理することが重要
人からああすればいい、こうすればいいと意見をもらうよりまずは自分のコアを明確にすることが何よりも大切だと、私は実体験から理解しています。
でもその整理の仕方がわからない、基本の考え方がわからない、という方向けに
自己分析+プロフィール設計
トライアルレッスンの進め方、ポイント
人気レッスンであるフリートークレッスンの進め方、ポイント
をまとめた教材セットをご用意しています。
「なんとなく始める」状態から抜け出し、
収入につながる土台を、自分で組み立てたい方に向けた内容です。
この教材は、オンライン日本語教師として遠回りする人を減らしたい、という思いから作りました。
内容は、これまでの現場経験や個別相談で何度も出てきた論点を時間をかけて整理したものです。
価格は、その整理にかかった時間と労力に対する最低限の設定です。

個別に整理したい場合は
教材を読んだ上で、「自分の場合はどう考えたらいいか」を整理したい場合は、
個別相談もご利用いただけます。経験や状況を伺いながら、今の段階で、最も無理のない選択を一緒に確認します。
ご興味がありましたら、こちらからご覧ください。



