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不合格からリベンジ!日本語教育能力検定試験合格のためにしたこと

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「オンライン日本語教師」として活躍するには日本語教育能力検定試験に合格することをおすすめします。実は私は一度不合格になった経験があるのですが、通信講座や市販の教材で学び直し、合格を手に入れました。

日本語教育能力検定試験に受かる勉強の仕方、使用した教科書などをご紹介しますね。

新人日本語教師 ゆりかさん

オンライン日本語教師を初めて、もっとしっかり日本語について学びたい!と思うようになってきたの。
日本語教育能力検定試験に挑戦しようと思うんだけど…
なんか、範囲も広いし、すごく難しそう!!私にできるかな?

Bona

大丈夫!できますよ!
実は、恥ずかしながら、私日本語教育能力検定試験に一度落ちているんです…

Bona

今回は試験に落ちた時、そして再挑戦して合格した時に、したこと、しなかったことを包み隠さずお話します!!
がんばって合格しましょう!!

目次

日本語教育能力検定試験とは?

日本語教育能力検定試験は、日本語教員となるために学習している方、日本語教育に携わっている方に必要とされる基礎的な知識・能力を検定することを目的としています。

引用元 http://www.jees.or.jp/jltct/

みなさんご存知の通り、日本語教育能力検定試験に合格していなくてもオンライン日本語教師になることができます。

しかし!オンライン日本語教師で多くの生徒をもち、安定した収入を得るのは正直難しいです。
ほとんどのオンライン日本語教師の収入は10万円以下です。

とくにコロナ禍で失業した人がオンライン日本語教師になることが多く、ライバルが増えています。そこで差をつけるためには、抜きん出た実力が必要となります。

そこで!日本語教育の知識が必要になってくるんです。

どうやって日本語教育能力検定試験の勉強をすればいい?

  1. 通信講座で学ぶ 
  2. 資格の学校に通学する 

2つのパターンが考えられます。

オンライン日本語教師で活躍することを考えている方に私BONAがお勧めするのは
1.通信講座を受けて日本語教育能力検定試験に合格することです。

 

その理由を次項で詳しくお話ししますね。

420時間日本語教師養成講座との違い

新人日本語教師 ゆりかさん

420時間の日本語教師養成講座は?もっと実践的でよさそう。

確かに!より実践的なことが学べるので魅力的ですよね!
将来的に
日本語学校で教えたい、集団授業の勉強がしたい、という方には420時間日本語教師養成講座をお勧めします


実は420時間の日本語教師養成講座の費用は高額です。もちろん講座によって値段は変わりますが、50万円〜100万円はかかることが多いです。

私たちの仕事はオンライン日本語教師です。個人授業がメインですよね。
個人的に420時間の日本語教師養成講座のメリットは「実習」だと考えています。

集団授業の実習は、個人授業をメインとするオンライン日本語教師に必須でしょうか?

もちろん学んだことはオンライン授業でも役に立つと思います。
しかし、オンライン日本語教師をするなら、高額な費用(50万円〜100万円)を支払ってまで受けなくてもいいのではないか、と個人的には考えています。

ということで、オンライン日本語教師には「日本語教育能力検定試験」をお勧めしています。

ではこれからどの教科書をつかって、どうやって勉強したのかお話しします。

日本語教育能力検定試験合格するために使った教科書は?

私は海外に住むことが決まっていましたので、420時間の養成講座の選択肢はなく、通信教育→日本語教育能力検定試験合格、の一択でした。私はアルクの英語の教科書を良く使っていましたのでアルクにしました。

役に立った順でご紹介しますね。

1位】 アルク日本語教育能力検定試験 合格パック

一位は絶対これ。日本語教育の基本は全てこの本で学びました。
私がこの講座を選んだ理由は

1 海外でも受講できること 
2 作成した出版社に語学教育の実績があり信用できること 
3 教科書がカラフルでかわいい 

この三つの理由です。

カラフルな教科書は全部で24冊あり、それぞれ文法、教授法などのテーマに分かれています。普通の教科書にありがちなな難解な表現ではなく、まるで講義を受けているような語り口で書かれているので理解しやすかったです。

受講が終わって、日本語教育能力検定試験に合格し、オンライン日本語教師として働いている今でさえ、時々見返しています。「受験」だけでなく、実際のレッスンに役に立つことがたくさん書かれていることが実際に教えるようになってからわかりました!!

私が勉強していた時はすごくアナログで章末テストを(国際)郵便で送っていました。今はオンラインでテストが受けられるし、過去問の解説を動画でみられるようなので今の受講者が本当に羨ましいです。


【2位】 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド

実は過去のものはもう捨ててしまったのですが、今回ご紹介したかったのでKindleでもう一度最新バージョンを買ってみました。
以前はとにかく問題がたくさん!という感じで解説は少なかったように思うのですが、パワーアップしていますね!そして日本語を教える時に絶対に必要ことがまとめてあるので、資格とる、とらないに関わらず日本語レッスンの初心者にお勧めです。

【3位】 日本語教育能力検定試験 試験問題

数年分購入し、テストの数ヶ月前から過去問を解き始めました。休日に時間をはかって本番通りに何度かやってみるといいと思います。ペースがわかるようになります。こちらもわからない問題がないように、間違えた部分は何度も解き直しました。

4位 日本語教育能力検定試験 分野別用語集

こちらは、実は上記の「日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド」と間違えて買ってしまったものです。
「しまった…」と思いましたが練習問題を解いている時にわからない用語ががある時に辞書のように使得たので結局大変役に立ちました。

調べたところは毎回マーカーを引いておきます。何度も線を引いているところは自分の弱いところだとわかります。テスト直前はそれをノートにまとめ、復習していました。

5位 合格するための本

こちらは、問題集というよりかは題名どおり「合格するため」の対策に使っていました。合格するためのコツを習得するために役に立ちました。

苦手分野克服

基本的に問題集、過去問を何それぞれ問題を3回連続正解できるまで何度も何度も問題を解き直しました。

問題の横に「◯◯×」「××○」→「◯◯×◯◯◯」「××○○○」

このようにメモをして3回連続で正解するまで続けます。地道にコツコツと時間が空いた時に15分ずつ区切ってとにかく多くの問題を取りこぼしなく覚える、という方法を行いました。

そして、間違えた問題+答えは付箋に書き、とりあえずノートに貼っておきます。ある程度その付箋がたまってきたら分野別に付箋を張り替えます。

そうすると自分の間違いの傾向が見えてくるんです。よく間違える部分がきっとあるはずです。つまりその部分は理解が浅い、ということですので基本に戻りもう一度じっくり教科書を読みます。最初は全然意味がわからなかった部分も一歩一歩理解を進めれば必ず理解し、合格することができます!

聴解 体で覚える

聴解は苦手な人が多いかと思います。しかしコツさえ覚えれば簡単!記憶することは少ないので一度習得したらこの技術は一生使えます。

聴解は練習では実際に声を出して舌の位置、息の出し方など実際にやってみます。そうすることで、体で感覚的に覚えられるようになりました。試験の時は声を出すことはできませんが少しだけ口を動かしてイメージで解くことができるようになりました。

実際に日本語教師として活躍するようになって、この技術はかなり役にたっています。生徒の発音を聞けばすたがどこにあってどこから空気が出ているかわかります。ですのでより明確に生徒の発音を修正することができます。

記述 順序を決める

何を書いていいか迷いますよね。考えたまま書いてしまうと結局何が言いたいのかわからない文章になりがちです。ですのでPREP法で書いていました。とりあえず大まかな流れを決めて、あとは書くだけです。話がそれることもないですし自動的にある程度まとまった文章になります。

PREP法は主にビジネスシーンで用いられる文章構成方法であり、簡潔かつ説得力のある文章を作成する際に用いられる。PREP法における「PREP」とは以下の
P=Point(結論)
R=Reason(理由)
E=Example(事例、具体例)
P=Point(結論を繰り返す)

の頭文字を取っている。
最初に結論を伝え、次にその理由を説明、事例で理由を補強し、最後に結論を再度提示するストーリーを展開する。

引用元 https://ja.wikipedia.org/wiki/PREP%E6%B3%95

ここで練習した技術は、生徒の大学、大学院入試対策にとても役立っています。

合格までのステップ

STEP
教科書を一通り終わらせる。

まず1冊づつざっくりと読み、概要を捉えて、全体像を把握します。章末問題を解きながら理解を深めていきます。全ての本を終わらせてからステップ2に進みます。

STEP
問題集をひたすら解く
記述の練習

問題集をとにかく解いて多方面で理解できるようにします。ただ一度解くだけなら意味がありません。わからない問題はそのままにせず理解できるまで何度もチャレンジします。

STEP
過去問を時間通りに解いてみる

時間を測り、実際の試験と同じスケジュールで過去問を解いてみます。日本語教育能力検定試験はかなり長時間です。昼ごはんを挟みますので、一日がかりです。あらかじめペースを測っておいた方が本番緊張しなくてすみます。

日本語教育能力検定試験に落ちた原因

なんだかんだお話ししてきたんですが、最初にお話しした通り、一度日本語教育能力検定試験に落ちているんです。
理由は2つあると分析しています。

日本語教育能力検定試験に落ちた理由①

問題集を1冊しかやっていなかった…

実は、最初は問題集は1冊、そして過去問も買っていませんでした。
今思うと本当にバカでした。
一冊の問題集をやっただけで受かるはずがありません。完全に甘くみていました。

教科書を読んだだけで「わかった」と過信していました。本当に何を考えていたんでしょうか…

日本語教育能力検定試験に落ちた理由②

寝不足とケアレスミス 

前日緊張してあまり眠れませんでした。
頭が働いていなかったのかマークシートの全面だけで問題が終わったと勘違いしてしまい、最後の数分であわてて適当にマークしました。

ですので本番と同じように、最低一度は過去問などで、時間をはかり、本番と同じようにマークシートを使ってテストしてみることの大切さを痛感しました。(2度目は反省があったので時間配分も問題なしでしたが、今度は体調不良でテスト中に貧血になり大変でした)

ということで、体調管理も大切です。

日本語教育能力検定試験に合格して役に立っていること

まず、こちらは日本語教育能力検定試験の出題範囲です。かなり多いですよね…

その中でも日本語教師一日目からすぐに役立つのはこの2つ!!

音声、文法 

特に音声はすぐに役に立ちました。生徒の発音がおかしい時に生徒の発音を聞いてどこに舌があるか、どうやって空気を出しているかがわかるので論理的に発音を直せるようになりました。覚えるのに本当に苦労した部分でしたが、習得して本当によかった!と感じています。

文法の知識ももちろん役に立っています。時々忘れているものもあるので今でも「あれ?なんだっけ?」という時は

NAFL日本語教師養成プログラムを引っ張り出して確認しています。

日本語教育能力検定試験に合格して役にたっていないこと

正直「歴史」と「言語教育と情報」、この二つはほとんど忘れてしまいました。志賀直哉が日本の国語をフランス語にする、と突拍子もないことを言っていた…そんなインパクトのあることしか記憶にありません。

つまり、ほかの多くの分野はオンライン日本語教師をするにあたって実際に役立っているということです!

まとめ

以上、とても長くなりましたが、不合格からリベンジして日本語教育能力検定試験合格のために私がした対策をご紹介しました。

たくさん問題を何度も解いて、体調を整える!シンプルですがこれが大切です。

読んでくださってありがとうございました!!

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