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オンライン日本語教師が1万回以上のレッスンで実際に使っている教科書5選

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新人日本語教師 ゆりかさん

オンライン日本語教師を始めるにあたって、
まず何の教科書を揃えればいいですか?


Bona

オンラインレッスンに必要な教科書は、思っているほど多くありません。

あれこれ買い揃えるよりも、どのレベルの生徒を想定するか
やどんなレッスンを提供するか
を決めて、少数を生徒に合わせて使い込む方が圧倒的に効率的です。

講師側も、同じ教材を繰り返し使うことで理解が深まりレッスンの質や説明の安定感も自然と上がっていきます。

私はこれまでオンラインレッスンを1万回以上行ってきましたが、実際に使う教科書は、ほぼ決まっています。

今回は、長年のオンラインレッスンの中で自然と残った教科書を中心に、オンライン日本語教師におすすめの教科書をご紹介しますね。

目次

運営者 BONA

オンライン日本語教師として10年以上。
レッスン数は10,000回以上。
生徒のリピート率は90%以上。

長期継続の生徒が多く、
2年以上続けてくださる方が過半数です。5年以上の生徒さんも多数

また、オンライン日本語教師の育成にも携わり、
月収30万円〜80万円を達成した卒業生も数多くいます。

  • 日本語教師歴:15年
  • 日本語教育能力検定試験 合格
  • オンライン日本語教師:10年以上
  • リピート率:90%以上
  • オンライン日本語教師サポート歴5年以上

感情を煽るようなポジティブなだけの情報ではなく、
現場で積み重ねてきた実践知と、再現性のある本質的な知識をお伝えしています。

1【初級】みんなの日本語 アジア圏生徒向き

日本語教師であれば、一度は使ったことがある、もしくは名前を聞いたことがある教科書だと思います。

それくらい定番で、長く使われ続けている初級教材です。
特にアジア圏の生徒には使用率が高く、すでに学習経験があるケースも多いです。

本冊だけでなく、

練習問題集、教師用指導書、補助教材など関連教材が充実しており、
ネット上にも教え方や文法解説、教案例が多く共有されています。

そのため、初級を教えるのが初めてのオンライン日本語教師でも扱いやすい教科書だと感じています。


Bona

会話内容や表現にやや古さを感じる部分はありますが、
文法を段階的に積み上げていく構成は今でも非常に優秀です。


私自身も、初級レッスンでは長年この教科書に助けられてきました。
個人的には文法、読解、聴解、会話など総合的に学べる「みんなの日本語中級」もおすすめです。

中級もおすすめ!(実践的な問題が多い)

「みんなの日本語」の良い点

基礎から段階的に文法を勉強できる

世界中で手に入れやすい

教師用の本など関連本がたくさんある、またネット上でも教案がシェアされているので新人教師が使いやすい

「みんなの日本語」の悪い点

会話の内容が古い

練習問題が退屈に感じる生徒もいる

教え方の手引きもあるので新人日本語教師にもぴったり!

2【初級】げんき 欧米人向き

英語で文法説明がされているため、欧米圏や英語を母語とする学習者を主なターゲットにしている方に向いている教科書です。

italki や preply などで教えている場合、英語圏の初級学習者に対応するために一冊持っておくと安心です。

イラストや構成は「みんなの日本語」に比べてより実践的で、学習者が抵抗感なく取り組みやすい印象があります。

練習問題も比較的テンポよく進められるものが多く、楽しいながら学べる点を好む生徒も多いです。
説明がすべて英語のため、英語での指導に不安がある日本語教師にはやや使いにくく感じるかもしれません。

また、「みんなの日本語」とは動詞の分類や説明の仕方が異なるため、併用する場合は教師側が整理しておく必要があります。

Bona

個人的に英語ができる初心者の生徒には、初級レッスンでこの教科書を使うことが多いです。

げんき」の良い点

英語での解説

使われる文が自然

多くの楽しいエクササイズがある

電子書籍がある

「げんき」の悪い点

英語での説明なので英語が苦手な教師には使いにくいかも

「みんなの日本語」などと動詞の分類方法が違う

3【JLPT】「TRY!」シリーズ(N4〜N1)

JLPT対策のレッスンでは、私はこの「TRY!」シリーズを主に使っています。

正直に言うと、この一冊だけで合格を狙うのは難しいです。
練習問題集や過去問対策は、別途必ず必要になります。

ただし、試験に必要な文法を一通り整理するという点では、非常に使いやすい教科書です。

まず全体像を掴むための第一歩の教科書として、かなり役に立っています。

N5〜N1まで揃っていますが、N5は受験する生徒自体が少ないため、必須ではないと感じています。

N4・N3レベルは、「JLPTは受けないが、会話でよく使う文法を体系的に整理したい」という生徒にも使うことができます。

Bona

私自身、ほぼ毎日のようにこのシリーズを使っており、
紙の教科書はテープで補強するほど使い込みました。

体感としては、N4・N3・N2レベルの生徒が最も多いため、
すべて揃えるのが負担な場合はまずこの3冊から用意するのがおすすめです。

JLPTレッスンのおすすめの教科書と進め方については詳しくこちらに書いてあります。

「TRY!」シリーズの良い点

色々な国で手に入りやすい

英語、中国語、ベトナム語バージョンがあり学習者が理解しやすい

全体的な文法の内容が学べる

文法を学ぶ→チェック問題という流れでメリハリがあり、生徒が飽きにくい

電子書籍がある

「TRY!」シリーズの悪い点

一冊で合格を狙うのは難しい

文法の説明がとてもシンプルなので、補足の説明は必須

4【JLPT】 「日本語総まとめ」シリーズ

先ほどご紹介した「TRY!」シリーズと併用して使っています。
流れとしては、

  • TRY! で文法や内容の全体像を整理
  • 日本語総まとめ で分野別に実践力を補強

という使い方が多いです。「日本語総まとめ」は文法・読解・聴解・語彙などが分野ごとに分かれているため、生徒の苦手分野をピンポイントで強化したいときにとても便利です。

例えば、

  • 読解だけが極端に弱い
  • 聴解が原因で点数が伸びない
  • 文法は分かるが運用が不安定

といったケースでも、必要な冊子だけを使って調整できます。

また、

  • 宿題用として使う
  • TRY! が終わった後の補強教材として使う
  • 試験直前期に分野別対策をする

など、使い回しがしやすいのも特徴です。

Bona

「TRY!」は文法全体を整理するのにとても便利ですが、
練習量はやや少なめです。

そのため私は、N3,N4レベルでは「日本語総まとめ」を併用することが多いです。


例えば、宿題用として使ったり「TRY!」が一通り終わったあとに分野別で集中的に取り組んだり、読解や聴解など、弱点だけをピンポイントで補強する、といった使い方をしています。


「文法は分かるけれど、問題が解けない」というケースの底上げに向いています。


「TRY!」+「日本語総まとめ」を組み合わせると、
レッスンの進め方に余裕が出て、教師側も安心して対応できると思います。

「日本語総まとめ」シリーズの良い点

分野別に分かれていて、苦手克服に役立つ

他言語対応(英語、中国語、ベトナム語、韓国語)

電子書籍あり 

「日本語総まとめ」シリーズの悪い点

問題数は少なめ

解説がシンプルで補助の説明が必要

5【ビジネス】ロールプレイで学ぶビジネス日本語 グローバル企業でのキャリア構築をめざして

ほぼ毎日使っている教科書です。
よく使われるビジネス日本語の練習、ロールプレイを通じて基本的なビジネス日本語を身につけることができます。
また、日本の企業文化のスクリプトで紹介しそれについて考える、という課題もあるので日本で仕事をしたい、また現在日本で働いている、という生徒にとってはぴったりな一冊です。


ビジネス日本語希望の生徒のトライアルレッスンでこの教科書を使うと、ほとんどの生徒が気に入って複数回のレッスンを申し込みしてくれます。

Bona

もしビジネス日本語のレッスンをしているなら、この教科書はぜひ一度使ってみてほしい一冊です。


電話対応、クレーム対応、会議、自己紹介など、実際のビジネスシーンを想定したロールプレイが多く収録されています。最初はほとんどの生徒がうまくできませんが、少しずつ言えるようになってくると、「できた!」という達成感をしっかり感じてくれます。


生徒の表情が変わって、レッスン全体がとても生き生きするのもこの教科書の良いところです。


私自身、ビジネス日本語のレッスンでほぼ毎日のように使っているので、教科書はすっかり使い込んだ状態です。それだけ現場で頼りにしている一冊です。

「ロールプレイで学ぶビジネス日本語 グローバル企業でのキャリア構築をめざして」の良い点

ロールプレイを通じて実践的なビジネス日本語が学べる

ロールプレイによって日本の会社文化を感じることができる

役に立つ表現を作文する練習問題が多くある

「ロールプレイで学ぶビジネス日本語 グローバル企業でのキャリア構築をめざして」の悪い点

上級レベル対象なので、学習者が限られる

海外で手に入れにくい

上級者向け(N1、N2対策)

新完全マスターシリーズ

私は N2・N1レベルのレッスンで、新完全マスターを頻繁に使っています。
基本的には、N2・N1の「TRY!」シリーズを一通り終えたあと に取り入れています。

「TRY!」で文法全体を整理し、その後、新完全マスターで より細かい違い・精度 を詰めていく、という位置づけです。

新完全マスターは、文法、読解、聴解、語彙などと分野別に分かれている のが特徴ですが、その分全てを授業内で扱うのは時間的に現実的ではありません。
そのため、使い方には工夫が必要です。

例えば、

  • できる問題・理解が進んでいる分野は宿題にする
  • 苦手な分野だけをレッスンで重点的に扱う
  • 読解は時間がかかるため、基本は宿題にして、 分からなかった部分のみレッスンで解説する

といった形で、レッスンと自習をうまく分ける ことが大切です。

特にN1レベルになると、ただ文法を覚えるだけでは合格できません。
似ている文法や表現のニュアンスの違いや使われる場面の差まで理解する必要があります。

新完全マスター(文法)は、似ている文法をひとまとめにして比較できる構成になっているため、上級者の「あと一歩」を埋める教材としてとても優秀です。

解説は比較的シンプルなので、教師側で補足しながら進める必要はありますが、その分、教師自身の説明力も鍛えられます。

N2・N1合格を本気で目指す生徒には、欠かせないシリーズだと思います。

実際のレッスンでの使い方や進め方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

新人オンライン日本語教師は、まずこの教科書から

ここまで、オンライン日本語教師が実際によく使っている教科書をご紹介してきました。

その中でも、これから始める方・始めたばかりの方にまずおすすめしたいのは、次の3つです。
新人のオンライン日本語教師は、最初は初級レベルの生徒を担当することが多いですよね。

そのため、

  • みんなの日本語
  • げんき
  • TRY!(N4・N3)

このあたりを揃えておくと、かなり安心です。

この3シリーズがあれば、

  • 初級文法の説明
  • 簡単な会話練習
  • JLPT対策の導入

まで、ひと通り対応できます。

最初からたくさんの教科書を揃える必要はありません。
まずは「よく使うもの」を手元に置いて、レッスンをしながら少しずつ増やしていくのがおすすめです。

ぜひ参考にしてくださいね!!

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