生徒が数回のレッスンでやめてしまう、長く続けてくれない、こんな悩みありますよね。
新規生徒を増やすことは大切ですが、それと同様にリピーターの生徒を離脱させないことは非常に重要です。
既存の生徒のニーズを満たし、継続してもらえることで日本語教師側も経済的、心理的負担が少なくなります。
新規の生徒はよりレッスンで神経を使いますし、(人間同士ですので、やはり仕方がないですね)獲得するまでのプロセスが多いですからね。
ずっと一緒に勉強している生徒からの予約がなぜか最近入らなくなっちゃった。どうしてかな…
残念ですが、そういうことって結構ありますよね。
離脱する生徒って兆候があるんですよ。今回はその兆候と対処法をお話ししますね。
レッスン離脱の兆候と対策
では、早速生徒が離脱する兆候と、離脱を防止するための対策を見ていきましょう。
兆候1 休みにがちになる
病欠、仕事などで休みがちになるのはモチベーションが落ちている、また日本語に興味がなくなっている可能性があります。
兆候2 レッスンの間隔が長くなる
やる気はあっても、間延びするとなんとなくレッスンから遠ざかることがあります。特に社会人の場合、忙しいのであらかじめレッスンの予定を組んでおかないと他の用事ができてしまうことが多いです。
兆候3 宿題をやらなくなる
最初から宿題はやらない、というスタイルの生徒なら問題ないです。しかし最初は宿題を意欲的に欲しがってやっていたのに、やらなくなるのはモチベーションが落ちている可能性が高いです。
対応策の例
生徒は仕事でビジネスメールを書く必要がある
→わかりやすく、礼儀があるメールを書くことは日本人とビジネスする上で必須
評価を上げてキャリアアップするにはメールを書く練習しなくてはいけない。
などと説明して、レッスンの重要性を再確認してもらう
もちろん、負担であれば宿題を減らしたり、無くしたりしても大丈夫です。生徒を励ましてもう一度やる気を出してもらいましょう。
兆候4 目的を達成したのでやる気がなくなった
JLPT合格、入学試験、入社試験合格など目標を達成した人は離脱しやすいです。
対応策の例
社会人、日本に留学した人ならば、
「友達や同僚、会社の上司はあなたの間違えた日本語を直しません。彼らの目的はコミュニケーションであり、仕事です。毎回あなたのために時間を使って日本語を毎回訂正することはないでしょう。そのためにレッスンが必要です」(もちろんもっと優しい言い方で笑)などと説明して、レッスン継続の大切さを理解してもらいます。
事前予約→離脱率減少
初回のトライアルレッスンなどで、継続レッスンの重要性を伝え、早めに一定数事前予約してもらうことで離脱を予防することができます。
また、レッスンの最後に必ず次回レッスンの日程確認をするだけでも、生徒にリマインドする効果があります。
すぐにできる方法なのでぜひ試してみてくださいね!