生徒集客がうまくいかず、生徒とのコミュニケーションもスムーズにいかないと、とても辛い気持ちになりますよね。
オンライン日本語教師は、孤独で悩みや質問を相談できる相手が身近にいないという状況に陥りやすいです。生徒とのコミュニケーションや生徒集客のプレッシャー、思うように売り上げが上がらないなどの理由から、ストレスがたまりやすいんです。
こうしたストレスを一人で抱え込んでしまい、オンライン日本語教師の仕事を辞めてしまいたいと思うこともあるかもしれません。
ですが、心配しないでください。私はこれまでに7000回以上オンラインレッスンを行ってきた経験から、生徒集客やコミュニケーションの難しさ、オンライン日本語教師が抱える悩みをよく理解しています。
そこで、今回はこのような最悪の事態に陥らないための7つの対処法をご紹介します。
これらの対処法は、私自身が実際に行って効果があったものばかりです。オンライン日本語教師を始めたばかりの人からベテランの方まで応用できるものばかりなので、ぜひ読んで実践してみてくださいね!
オンラインの日本語教師に多くのストレスがかかる理由
オンライン日本語教師は、会社に属していないため、何か問題があったときに質問できる先輩や同僚がいませんよね。
生徒とのコミュニケーションや生徒集客のプレッシャーまた、性格が合わない生徒とのレッスンや、不規則なレッスン時間、パソコンやネットワークなどの技術的な問題など、さまざまなストレス要因が考えられます。
オンライン日本語教師が心身ともに健康的に良いパフォーマンスを発揮し続けるにはは、ストレスマネジメントが非常に重要なんです。
1. 技術的、環境的な問題を解決する
レッスン中のストレスを簡単に減らす方法があります。
それは回線を安定させることや騒音を減らすこと、そしてある程度高いスペックのパソコンを使用することです。
雑音や集中できない環境で仕事をすることは非常にストレスがたまりますし、生徒にとってもよくありません。(私は騒音対策にはKrispを使っています。騒音が驚くほど消えて安心してレッスンができます)
また、仕事道具を使いやすいものにすることやできる限り良い環境でレッスンを行うことでストレスを軽減することができます。
例えば、デスクの上を片付けたり、姿勢を良くしてレッスンができるようにパソコンや椅子の高さを調整することで、仕事環境が改善され、仕事がスムーズに進むことがあります。
これらの対策法は簡単に行えますので、まずここから初めてみるのがおすすめです。
2. 生徒とのコミュニケーションを確立する
よく知らない人とコミュニケーションを取るのって本当に疲れますよね。
トライアルレッスンでは初対面の文化が違う外国人に自分のレッスンを売り込まなければなりません。ストレスが貯まるのは当然です。
性格が合う生徒にリピーターになってもらう
人間ですから、当然相性の合う合わないがあります。
正直性格が合う生徒とのレッスンは気が楽ですよね。
その生徒が長期的にリピートしてくれたら、ストレスはかなり軽減されるでしょう。
何より関係を確立すればリピートしてくれる確率も高まります。生徒が苦手な部分や伸ばしたい部分を熟知できるため、生徒にとってもメリットが大きいのです。
生徒を選びすぎるのはよくありませんが、自分にとって大きなストレスになるレッスンは断るべきです。
ストレスで体調を崩したら仕事ができなくなってしまい、他の生徒にも迷惑がかかってしまいます。
オンライン授業の準備を十分にする
レッスンを行う際に何を行うか事前に準備しておくことは、レッスン内でストレスをためないために非常に重要です。ここでいうのは、パワーポイントなどの資料作りに時間をかけることではありません。レッスンで何を行うかを計画し、文法などをわかりやすく説明できるように準備することです。
3. 効率化を徹底する
授業の準備やレッスンの進行方法を最適化することは、ストレスを軽減するためにも重要です。
使用する教科書や資料が多すぎて管理できていなかったり、必要のない資料を作成して時間を浪費してしまっていたりすると、自分の時間がなくなりストレスが溜まりやすくなってしまいます。
効果の少ない資料作りをやめる
オンライン日本語レッスンは基本的に一対一です。
生徒によってレッスンプランが異なるため、生徒に合わせた資料作りにはキリがありません。
全ての資料作成を否定するわけではありませんが、動詞の活用や日本語学習で使うものはほとんど教科書にありますので、上手に活用しましょう。
特に新人の頃は、レッスン自体が強いストレスになります。不必要な資料作成に専念するのではなく、生徒に教えるための知識を身につけましょう。
4. 時間管理を意識して行う
時間管理は、オンラインの日本語教師にとって非常に重要です。
なぜなら、明確な始業時間や終業時間がないため、仕事に費やす時間を自由に決めることができるからです。 自由で良い反面、きちんと時間管理を行わないと、働きすぎてしまう可能性があります。
また、私たちは上司がおらず、自分自身でやるべきことを決めて行動しなければなりません。 自分がどの作業を行い、どの作業を行わないかを決め、優先順位をつけて行うことが必要です。 優先順位を明確に決めなければ、作業が終わらなくなることもあります。
レッスン以外の効率化 全部自分でやろうと思わない
家事や雑務の自動化
家事を自動化することで、時間を確保し、休息を取る時間を増やすことができます。
すべてを自分ですることはできません。
全自動の洗濯乾燥機、ルンバなどの自動掃除機、自動調理器、または家事代行サービスをうまく利用することで、自分の時間を確保できるようになります。
私は上記のものは全て使ってブログを書いたりする時間を捻出しています。 便利なものは積極的に使いましょう。
レッスン時間をとびとびにしない
レッスン時間がバラバラだと、まとまった休みを取ることができず、ストレスが溜まってしまいます。
新人の頃は、たくさんスケジュールを開けておくことで生徒獲得の可能性を高めることは良い方法でしょう。
しかし、レギュラー生徒が増えてきても、この働き方を続けていると、体が悲鳴を上げることになります。
例えば、「3時間勤務 4時間休憩 3時間勤務」といったように、まとまった休みを取れるようにすることは、心と体の健康のために重要です。
優先順位をつける
オンライン日本語教師の仕事には終わりがありません。
やりたいことや、やらなければならないことが山ほどあり、一人で仕事をしているので当然全てを行うことはできません。そのため、優先順位を決めて確実に実行することが重要です。
私が行っている方法を一つご紹介します。
まず、重要なことをリストアップし、「今日はこの中から3つだけ確実に行う」と決めて、効率的かつ確実にやらなければならないことを実行します。
それ以外のことはしない、というのがポイントです。
よかったら試してみてくださいね。
5. 体調管理
意識的に運動する
運動不足とストレス解消のためには、意識的に運動をすることが大切です。
オンライン日本語教師の仕事は基本的に家の中で座りっぱなしのため、運動不足に陥りがちです。
私は週に2回ジムに通うようにしていますが、ウォーキングやストレッチでも十分だと思います。
レッスンとレッスンの間に立ち上がってストレッチをするだけでも、だいぶ違います。運動を「意識して」取り入れることがポイントです。
意識的に休みを取る
休み時間には仕事をしないことをおすすめします。
生徒からのメッセージなども休み時間中は中断しましょう。
オンとオフを明確に区別し、意識的に休息を取らなければ、オンライン日本語教師に休みはありません。
また、睡眠不足にならないよう、十分な睡眠時間を確保することも大切です。
オンライン日本語教師は夜にレッスンを行うこともありますが、身体が休まる時間を確保することがストレスマネジメントにつながります。
常にオンの状態だと、燃え尽きて仕事ができなくなってしまいます。
6. 自分なりのストレスへの対処法を知っておく
自分に合ったストレス解消法を見つけることは大切です。
例えば、音楽を聴いたり、アロマを楽しんだり、ヨガをしたり、なんでもいいんです。
私の場合は猫から癒しをもらえ、ストレスが軽減されることを理解しているので、ちょっとストレスが溜まった時は猫と何もせずに過ごすことにしています。
このようにストレスが溜まった時に、「これをすればストレスが軽減される」という方法を知っていると、お守りを持っているように安心できます。
あなたはどんなことをすると「ストレスが軽減される」ますか?
7. 経験豊富なオンライン日本語教師に相談する
最後に、人に相談することをお勧めします。
経験者に相談すれば、すぐに解決できる簡単な問題でも、一人で悩むと大きな問題になってしまいます。経験豊富なオンライン日本語教師の先輩がいる場合は、躊躇せずに何でも相談してください。
ただし、冒頭に述べたように、オンライン日本語教師は一人で仕事をしているため、相談できる先輩がなかなかいないことがあります。
もし一人で悩んでいる場合は、ぜひ個別相談をご利用ください。
\ 相談→解決でストレスをなくそう/
まとめ
オンライン日本語教師は自由な反面、安定した職業ではないためストレスが溜まりやすいかもしれません。ですが、以上のストレスマネジメントの方法を理解してれば対処の方法があります。
特に、ストレスの対処法を知っておくことと、経験豊富な先輩に相談することは非常に効果的です。
ぜひ試してみてください!