オンライン日本語教師としてどれくらいの時間を授業準備に割いていますか?
- 生徒が増えてきて、準備だけで何時間もかかる
- 生徒が増えてきて、準備だけで何時間もかかる
- 生徒ごとに資料を作っていたら、全然終わらない
そんな状態になっていませんか。
私が今までオンライン日本語教師として10年間、10,000レッスン以上を行い、リピート率は90%を超えていますが自作資料を作ることはほとんどありません。
また授業準備もほとんどしません。
ただ、生徒のことを全ての面でよく理解し、教科書をうまく使っているだけです。
それでも、リピート率は9割以上です。
理由は、生徒をよく知り、教科書を「生徒に合わせて使っている」だけ だからです。

オンライン日本語教師として10年以上、10,000回以上のレッスンを重ねてきました。2012年に日本語教育能力検定試験に合格。ヨーロッパからアジアまで多国籍の生徒を担当し、主に上級・超上級の日本語レッスンを専門としています。
最長の生徒さんとは7年以上、ほとんどの生徒が2年以上継続してくださっています。
2019年、オンライン日本語教師向けの情報発信を始めました。当時、この分野に特化した発信はほぼ存在していませんでした。
サポートした教師の中には、月収80万円を達成した方もいます。月3,000USD以上の収入を得ている方も少なくありません。共通しているのは、自分で考え、丁寧に実践し続けた方だということです。
ノウハウを売るためではなく、現場で積み重ねてきた経験から話しています。
授業準備に時間がかかる人・かからない人の決定的な違い
授業準備に追われているオンライン日本語教師と、ほとんど準備をせずに安定してリピートされている教師。
この違いは、努力量、真面目さ、教材のクオリティではありません。
「教材を作るか」ではなく、「教材をどう使うか」に意識が向いているかどうかの差です。
1. 自作資料の作成:メリットとデメリット

ここでまず自作資料の作成のメリットとデメリットについて考えてみましょう。
自作教材のメリット
自作教材には下記のようなメリットがあります。
- 特定の生徒のニーズにピッタリと合った内容を提供できる
- 教師自身が教材を作る過程で、その教材についてより深く理解することができる
これは事実です。
しかし、最大のデメリットは「時間」です。
自作教材のデメリット
生徒は1人ではない
ニーズは全員違う
1対1レッスンが前提
この状況で、生徒ごとに教材を作り続けるのは、時間的にも労力的にも無理があります。
時間も体力も消耗し、「頑張っているのに稼げない」状態になりやすいです。
2. 教材をカスタムするのではなく、レッスンをカスタムする

私が重視しているのは、
教材を作ることではなく教科書の使い方を生徒ごとに変えること
です。
具体例
- 料理が好きな生徒 → 教科書の例文を料理の場面に置き換える
- 文法で毎回つまずく生徒 → その部分だけ、時間を多めに取る
- 試験まで期限が決まっている生徒 → 重要な単元だけを抜き出して進める
教材は同じでも、レッスンは完全に別物になります。
おすすめの教科書は、こちらの記事でまとめています。

3. 絵カード・フラッシュカードは本当に必要?
視覚的に物事を理解するキッズレッスンでは有効です。
これは否定しません。
ただし、大人のレッスンではどうでしょうか。
例えばテレビ」「猫」を絵で見せられて、本当に満足度は上がるでしょうか。
初級レベルなら、
- 英語や媒介語で一言で説明
- 教科書の練習問題で即アウトプット
これで十分なケースがほとんどです。
生徒にとって一番の価値は、作り込まれたかわいい資料ではなく「前に進んでいる実感」です。
4. 【例外】よく聞かれる質問はまとめてOK

自作教材が役立つケースもあります。
- あげる・くれる・もらう
- 自動詞・他動詞
- は/が
など、何度も聞かれるポイントです。
こうした内容は、汎用的で何度も使えるので簡単にまとめておくのは合理的です。
ただし、デザインに凝りすぎないこと。
目的は「生徒が分かること」であって「凝った教材を作ること」ではありません。
5. 授業の導入:時間をかけすぎない

授業の導入にも時間をかけすぎる必要はありません。
生徒にとってレッスン時間は貴重です。
たとえば「〜てもいいですか」は「ask permission のときに使います」とりあえずこれくらいで十分。理解していないようだったら例文などで理解を深めればいいんです。
あとは、
- 例文を作らせる
- 間違いを直す
- 理由を説明する
この方が、理解も定着も早くなります。
6. 日本語教師の固定観念を一度捨ててみる

直説法で教えなければいけない
資料がないとダメ
準備は大変なもの
これ、すべて集団授業の発想です。オンラインレッスンは1対1。
だからこそ、
- 柔軟
- シンプル
- 生徒に合わせた運用
ができます。それがオンライン日本語レッスンの強みです。
7. オンライン日本語レッスンと集団授業の違い

ここで一つだけ補足しますね。
私が言っている「自作教材は不要」という話は、オンライン・マンツーマンレッスン限定です。
日本語学校などの集団授業では、絵カードや資料は非常に有効です。
時と場合、相手によって柔軟に対応することが大切だと考えています。
まとめ:生徒を知ることが一番大切
教材を作ること、準備に時間をかけることよりも大切なのは、
- 生徒は何に困っているのか
- 何をゴールにしているのか
- 今、何が一番必要か
を整理できているかどうかです。
教科書は十分に優秀です。差が出るのは「使い方」です。
授業準備に追われているなら、まず「教材」ではなくレッスンの組み立て方を見直してみてください。
このブログでは、
- 教科書の使い分け
- フリートークの設計
- リピートされるレッスンの考え方
についても詳しく書いています。全ては繋がっていますので点ではなく、線で読んでもらえたら嬉しいです。



