ビジネス日本語レッスンをやってみたいけれど、

具体的に何をすればいいのかわからない



生徒の日本語レベルや職種がバラバラで、毎回迷う



自分はビジネス経験が十分と言えるのか不安
こんな相談を、これまで何度も受けてきました。
ビジネス日本語レッスンは需要が高い一方で、「難しそう」「責任が重そう」と感じて手を出せない日本語教師が多い分野でもあります。
ただ実際にやってみると、難しいのは 日本語そのもの ではなく、毎回、何を目的に、どこまでやるかを判断すること です。
私はこれまで数千回ビジネス日本語レッスンを行ってきましたが、最初から迷わず設計できていたわけではありません。
- この生徒は教科書でいいのか
- ロールプレイを入れるべきか
- 今日は直すべきか、流すべきか
毎回、考えながら微調整してきました。
この記事では、「こうすればOK」という答え ではなく、ビジネス日本語レッスンで必ず必要になる視点 を整理してお伝えしますね。


運営者 BONA
オンライン日本語教師として10年以上。
レッスン数は10,000回以上。
生徒のリピート率は90%以上。
長期継続の生徒が多く、
2年以上続けてくださる方が過半数です。5年以上の生徒さんも多数
また、オンライン日本語教師の育成にも携わり、
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- 日本語教師歴:15年
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感情を煽るようなポジティブなだけの情報ではなく、
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ビジネス日本語レッスンはどのレベルの生徒に提供できる?
一般的には、ビジネス日本語レッスンは N2以上 が目安になります。
会議、メール、商談などの場面では、
曖昧さ、言い換え、前提説明が多く、中級レベルでは対応が難しいことがほとんどです。
ですが、中級レベルの生徒が「ビジネス日本語をやりたい」と言うケースもあります。
その場合は、いきなりビジネスに入るのか、日本語の基礎を優先するのかという判断が必要になります。
たとえば、基礎文法を固めつつ、「お疲れ様です」「失礼いたします」といった ごく基本的なビジネス表現を少しずつ混ぜるという設計も一つの方法です。
ここでも大切なのは、レベルではなく、目的に対して何が必要か です。
ビジネス日本語レッスンで大切なこと


ビジネス日本語レッスンで重要なのは、テクニックを増やすことではありません。
私が特に重視しているのは、次の3点です。
- 何をゴールにするのか
- そのために、今は何をやらないのか
- どこを「実践」にするのか
これが決まらないまま進めると、レッスンは「ビジネス日本語レッスンっぽいけど、成果が見えにくい」状態になりがちです。
学習者の目的を明確にする
ビジネス日本語レッスンでは、ヒアリングがほぼすべてと言っても過言ではありません。
- これから日本で働きたい人
- すでに日本人と仕事をしている人
- 面接対策が目的の人
同じ「ビジネス日本語」でも、やるべき内容はまったく違います。
まずは、
どんな場面で困っているのか、何ができるようになればOKなのかを丁寧に確認します。
目標達成までの道のりを説明、共有する
目的が見えたら、次は「どういう順番で進めるか」を共有します。
たとえば、「商品説明はできるけれど、質問に詰まる」という生徒の場合、
- よく聞かれる質問を想定する
- ロールプレイで答える練習をする
こうした シンプルな流れ を繰り返します。
大切なのは、生徒自身が「今、何の練習をしているのか」を理解していることです。
実践的な教材をどう使うか


ビジネス日本語レッスンでは、教材は 目的に合わせて選びます。
- 初めて学ぶ生徒 → 教科書
- すでに仕事で使っている生徒 → 実際の資料やメール
どちらが正しい、ではありません。
ただし、
- 業界が特殊
- 内容が専門的
- 日本語レベルがすでに高い
こうした場合、教科書だけでは対応しきれないことも多くなります。
ここも相対的な「判断」が必要なポイントです。
ロールプレイを取り入れる
ビジネス日本語では、ロールプレイは非常に有効です。
- 商品説明
- 面接
- 社内説明
ただし、ロールプレイをやること自体が目的にならないよう注意 します。
ロールプレイ中は極力止めず、終わったあとにまとめてフィードバックを行います。
ビジネスマナーや企業文化についても触れる
日本のビジネスでは、
空気を読む、言い切らない、曖昧に調整するといった文化的要素が重要になります。
ただし、「日本ではこうしなければならない」と押し付ける必要はありません。
あくまで、
- 日本ではこう受け取られやすい
- こう感じる人が多い
という 情報として伝えることが大切です。
教えるにあたっての注意点


どんな日本語教師がビジネス日本語を教えられる?
ビジネス経験があるに越したことはありません。
ただ、経験があっても、
この生徒にはどこまで踏み込むか、ここは直すべきか、流すべきかと迷う場面は必ず出てきます。
ビジネス日本語レッスンは、経験+設計力 が求められる分野です。
おすすめの教科書
ビジネス日本語のおすすめの教科書をまとめておきます。
N1以上レベルの生徒におすすめ
私が一番におすすめする教科書はこちら
『ロールプレイで学ぶビジネス日本語 グローバル企業でのキャリア構築をめざして』です。
上級レベル(N1以上)でビジネス日本語を学んだことのない方にぴったりです。
こちらの教科書のいいところは、とにかくロールプレイや生徒が文を作る練習がたくさんあるところです。
頭では理解していてもやってみたらできないということはよくあります。それがビジネスの場だったら大変です。この教科書を使ってそれを克服できます。
N2レベルの生徒におすすめ
中級レベルの方はこちら
中級レベル ロールプレイで学ぶビジネス日本語―就活から入社まで―
こちらは就職活動、インターンシップ、面接、そして基本的な仕事で使う表現などが学べます。
N2レベルの人や日本で就職したい方におすすめです。
N3レベルの生徒におすすめ
中級レベルの人にはこちらをおすすめします。
とはいえ、このレベルだとまだまだ文法能力、語彙力等基礎の能力が足りていませんのでまずはビジネスではなく日本語の基礎を固めることを優先させた方が賢明です。
「げんき」「みんなの日本語」やJLPTの教科書など通常の教科書と併用して利用することをおすすめします。
ビジネスメール
メールの教科書のおすすめはこちら。
ビジネス文書の作成は高いレベルの文法、語彙力が求められますのでこちらの教科書はN1レベル以上の生徒におすすめです。
タスクで学ぶ日本語ビジネスメール・ビジネス文書―適切にメッセージを伝える力の養成をめざして
まとめ
ビジネス日本語レッスンは、「やり方」を覚えればうまくいくものではありません。
生徒ごとに目的が違う、毎回、判断が必要になるからこそ、
- 自分の設計は合っているのか
- この生徒には何を優先すべきか
と悩むのは当然なことです。
この記事でお伝えしたのは、考え方の全体像 です。
実際のレッスンでは、
- 教科書を使うか
- ロールプレイを入れるか
- フリートークとどう切り分けるか
こうした判断が必要になります。
もし、ビジネス日本語レッスンをやってみて
- ビジネス日本語レッスンの設計で迷っている
- 生徒のケースごとに整理したい
- 今のやり方が合っているか確認したい
と感じているなら、ビジネス日本語個別相談も承っていますので、よろしければご利用ください。
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内容:生徒のケースをもとにレッスン設計を整理、教科書・ロールプレイの使い分け相談、今行っているレッスンの見直しなど













