
文法をもっと勉強しないといけない気がする



どう説明したらいいかわからない



教科書を使っているけれど、自信がない
日本語レッスンをしていると、こんな風に感じることがあると思います。
日本語レッスンで必要な文法知識について、最初に言いたいことがあります。



実は文法理解は、難しく考えすぎなくて大丈夫です。
なぜなら、学習者の目的は言語学ではないからです。
多くの学習者は、日本語を研究したいわけではありません。
話せるようになりたい、使えるようになりたい、仕事や生活の中で困らないようになりたい。
そう考えています。
だから、日本語教師側も、文法を必要以上に難しく捉える必要はありません。
もちろん、教える側が理解しておくべきことは多くあります。
ですが大切なのは、必要以上に詳しく説明することではありません。
相手のレベルに合わせて、わかりやすく説明できることです。


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文法知識は「詳しさ」より「わかりやすさ」が大切です
日本語文法には例外が多くあります。
ただ、例外を最初からたくさん並べると、生徒は混乱してしまいます。
学習者は、細かすぎる説明を求めているわけではありません。
まずは整理された形で理解したい、実際に使えるようになりたいと思っている人がほとんどです。
もちろん、教師側は例外や細かい違いも知っておいた方がいいです。
ですが、それを全部その場で出す必要はありません。
大切なのは、その生徒に今必要なことを見極めることです。
完璧に説明することではなく、今この生徒が使えるようになるために、どこまで説明するかを考えた方が、レッスンとしてはずっと実践的です。
まず必要なのは教科書分析
日本語レッスンで必要な文法知識をつけたいなら、まずやるべきことは、使っている教科書をしっかり見ることです。
この課では何を学び、何ができるようになるのか。
どの文法が中心なのか。
どういう順番で導入されているのか。
練習問題では何を定着させたいのか。
どこで生徒がつまずきそうか。
こういうことを、自分なりに整理しながら読むことが大切です。
ただ教科書をなぞるだけではなく「この課は何をできるようにするための課なのか」を見ながら読むことが重要です。
これができるようになると、文法知識が一気に実践とつながります。
教科書分析だけでは足りない
ここは少し大変なところですが、教科書分析だけでも不十分なんです。
同じ教科書、同じ文法項目でも、生徒によって説明の仕方は変わります。
ある生徒には、まず場面から入った方がわかりやすいかもしれません。
ある生徒には、文の形を先に整理した方が安心かもしれません。
ある生徒には、説明を短くして、とにかく使ってもらった方がいいかもしれません。
実際、私は生徒によってアプローチを変えています。
主体的に進めたい生徒なら、まず自分で進めてもらって、授業ではわからないところを聞いてもらう形にします。
反対に、文法の説明や接続から授業で一緒に進めたい人もいます。
その場合は、最初から一緒に整理しながら進めます。
練習問題の進め方も同じです。
まず文字を見て、視覚的に答えを出したい生徒もいます。
読みながら進めた方が頭に入りやすい生徒もいます。
人によってニーズは違いますし、覚えやすい方法も違います。
ですので、ただ教材を進めるだけでは足りないし、文法を知っているだけでも足りません。
その教材をどう使うか
その生徒にどう通すか
必要なのは「教科書に何が書いてあるか」だけではなく、目の前の生徒が何を求めていて、どこで止まるのかを見ることです。
生徒によって、合う進め方は違います
ここを見ないまま、同じ説明、同じ進め方で全員に教えるのは無理があります。
実際、私は生徒によってアプローチを変えています。
主体的に進めたい生徒なら、まず自分で進めてもらって、授業ではわからないところを聞いてもらう形にします。
反対に、文法の説明や接続から授業で一緒に進めたい人もいます。
その場合は、最初から一緒に整理しながら進めます。
練習問題の進め方も同じです。
まず文字を見て、視覚的に答えを出したい生徒もいます。
読みながら進めた方が頭に入りやすい生徒もいます。
人によってニーズは違いますし、覚えやすい方法も違います。
ですので、ただ教材を持っているだけでは足りません。
また、文法を知っているだけでも足りません。
その教材をどう使うか、その生徒にどう通すか。
そこまで考えて、はじめて授業になります。
生徒に合わせて効率よく学べる形にするのが最低限のサービス
生徒はお金を払って授業を受けています。
だからこそ、教師側は自分がやりやすいやり方ではなく、その生徒ができるだけ効率よく学べる形を考える必要があります。
文法をわかりやすく整理して説明する
その生徒に合った進め方を考える
曖昧なまま終わらせず、腹落ちする形にする
これは特別なことではありません。
リピートしてもらうための最低限のサービスです。
逆に言えば、
- 説明がわかりにくい
- 進め方が合っていない
- 教材をただなぞっているだけ
- 自分の作った資料を無理やり使っている
この状態では、生徒にとって効率がよくありません。
自分の作った資料を無理やり使わないことも大切
特に気をつけたいのが、自分で作った資料へのこだわりです。
時間をかけて作った資料ほど、つい使いたくなるものです。
ですが、その資料がそれぞれの生徒に本当に必要かどうかは別の話です。
生徒に必要なのは、先生の力作ではありません。
自分に合った説明と、自分が理解しやすい進め方です。
生徒によって必要なら使う、必要なければ使わない柔軟さがあった方が、授業の質は上がります。
日本語教師として伸びる人は、教材を増やす人ではなく、生徒によって説明のスタイルを変えられる人です。
大人の学習者に、本当にその導入は必要ですか?
初級の導入でよくあることですが、大人の学習者に対して必要以上に単純な見せ方をしていませんか?
たとえば、りんごの絵を見せて「りんご」と言う。
子どもに教えるなら意味があるかもしれませんが、大人の学習者にそれが本当に必要なのでしょうか。
自分が外国語を学ぶ立場だったら、その導入で理解しやすいでしょうか。
それとも、少し回りくどく感じるでしょうか。
ここを考えないまま、「初級だからこうするもの」と決めつけると、レッスンが「型」だけになります。
大人の学習者は、子どもではありません。
理解力も、目的意識もあります。
だからこそ、その人に合った説明、その人に必要な進め方を考えることに意味があります。
目の前の生徒に合わせず、型通りの説明だけをしていると、正直アプリで代替できるレッスンになってしまいます。
それではリピートされません。
まとめ 日本語レッスンで必要な文法知識の付け方
文法知識をつける、というと、用語を覚えることのように感じるかもしれません。
でも実際には、もっと実務的です。
教科書に何が書かれているか理解する
この課で何を教えるべきか整理する
生徒に合わせて説明や進め方を変える
例外を出しすぎず、必要なところだけ伝える
この積み重ねが大切です。
文法を難しく考えすぎなくて大丈夫です。
でも適当に教えていいわけでもありません。
教科書をよく見ること。
生徒をよく見ること。
そして、何をどう伝えれば、この人が使えるようになるのかを考えること。
おすすめの教材をまとめた記事もあるので、こちらも参考にしてみてください。












