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【危険!】失敗例から学ぼう!オンライン日本語教師あるある間違い13例  

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昨今オンライン日本語教師の競争はますます激しくなっています。生き残るにはリピーターの生徒が必要です。言い換えると、何をすると生徒が離れていくか、を知っておくことが大変重要です。
今回は「すること」より「しないこと」にフォーカスしてみましょう。

間違いを間違いと知らず続けてしまい、生徒が離れてしまうこと、これが一番危険なことです。

新人教師は当然レッスンの経験がありませんので学習者のことがわかりません。
またフリーランス+オンラインという性質上、教えてくれる先輩がいない、間違いをしてしまうのは当然です。

この記事を読んで、間違いの実例から学んで実践に役立ててくださいね:)

では、早速間違いの例をいくつか詳しくご紹介します。

目次

1 ゆっくり話しすぎる

学習者にゆっくり話しすぎたり、発音も不自然になる新人日本語教師がいます。フォーリナートーク、というものですね。例えば「こーれーはーー、、、、ペーーんーー です!」、この様な話し方です。

学習者に分かりやすい様にゆっくり、単純に話すのは良いことです。
しかし日本語学習者にとっての目標は、実際に日本人とコミュニケーションをとり、生活や仕事に役立てることです。
現実社会でそんな話し方をする日本人はいませんよね。

初級者にある程度ゆっくり話すのはいいと思います。
しかし不自然なほど遅いのは、その時は良くても、後々学習者にとって害になるでしょう。必要以上に早く話すのも、ゆっくり過ぎるのもNGです。

2 とりあえず全部ひらがなで書けばいい?

とりあえずひらがなで書けば、学習者は理解する、そう思っている新人日本語教師が多い様です。

  • わたしは ぼなです。 にほんごの きょうしをして 12ねんめです。いままで かいしゃに きんむしていました。 びじねすにほんごを おしえられます。

プロフィール文でよくある間違いの例です。
何が問題なのでしょうか?

まず、初心者はまず日本語が読めないのでこの文を理解することができません。そして、初中級者にとっては難しい語彙、例えば「勤務」等を使っています。

プロフィールでこのスタイルを使っても学習者に伝わりません

もし初級者向けに日本語で書きたいなら、この様に書いた方が学習者にとってわかりやすくなります。

  • 私(わたし)はボナです。 日本語(にほんご)を8年(ねん)教(おし)えています。 
    日本の会社(かいしゃ)ではたらいていました。
    だから ビジネス日本語(にほんご)を 教(おし)えることができます。

簡単な漢字を使い、文法もより優しいものにする

とはいえ、この様な簡単な文では自分の強みや、経歴などを表現するのに限りがあります。
おすすめはターゲットが使う言語でプロフィールを書くことです。
私は日本語、英語、中国語、韓国語のプロフィールを用意しています。

3 説明が長い 詳しすぎる

説明が長すぎたり、詳しすぎたりするのも新人教師がよく陥る問題です。
もちろん日本語はシンプルな言語ではないので、簡単に説明するのは難しいです。


しかし特に初級、中級の学習者にはできるだけシンプルに明確に説明することが大切です。
例外の用法ももちろん多くありますが、学習者を混乱させないため、テキストの情報から脱線することは避けましょう。+αの情報は中上級になってからでOKです。

シンプルに!
レベルや目的以上のことは説明しない

4 教材作りに凝りすぎる

そして、教材作りに凝りすぎる、これも新人教師あるあるです。

日本語教師=教材作り のイメージがあるのか、教材、特にパワーポイント等のオリジナルテキストを作るのに力を入れすぎる新人教師がよくいます。

多くの生徒に使える汎用性が高いものなら良いのですが、毎回レッスンのたびに教材作りに時間をかけていてはどれだけ時間があっても足りません。効率が悪いです。

熱意があるのは素晴らしいのですが、残念ながら教科書以上に優れた教材を作ることはほぼ不可能です。
作るなら教科書のまとめや補助用材程度にしましょう。効率化を図るためにも教材作りにはまりすぎるのはNGです。

自主教材作りに凝り始めると、どれだけ時間があってもたりなくなる
教科書に書いてあることは、わざわざスライドにする必要はない

5 時間外に質問を受けてしまう

自宅勤務の場合、勤務時間が曖昧になり時間外の勤務をしがちになります。
生徒からの時間外の連絡、質問が多すぎる。これもあるあるあるの問題です。

私はレギュラーの生徒と非常時の連絡、書類のやりとり、また簡単なコミュニケーション、またプロモーションのために連絡先を交換しています。
95%の生徒は問題ないのですが、時々時間外の質問、メッセージがとても多い生徒がいます。

最初は時間を割いて答えていたのですが、文章で質問にわかりやすく答えるのは非常に難しく、レッスンも忙しいのでそれに時間を割くのが苦痛になってきました。

現在そのような生徒には、「授業中で説明したほうがわかりやすいので、授業で詳しく解説しますね。」と話し、時間外はそのような質問には応対しないようにしています。

オンオフをはっきりさせて、自分の時間を保つ

6 合わない生徒を我慢して受け続ける 

生徒とどうしても合わないこともありますよね。また、生徒がモンスターステューデント(こんな言葉あるかわかりませんが)の場合もあります。

今まで数人、威圧的な生徒さん、また生徒の親御さんに遭遇したことがあります。
最初はなんとか自分で対処しよう、と努力したのですが、ストレスが溜まる一方、レッスンが怖くなってしまったので、登録会社の方に相談し、担当を変えてもらいました。
するとすんなり問題解決。

人間同士ですので、合う、合わないはもちろんあります。生徒は神様、というわけではありません。

お互い気分良くレッスンできない方はお断りしていいと思います。
みなさんも無理をなさらないでくださいね。

合わない生徒を担当してストレスを溜めるくらいなら、合う生徒の成長に力を入れた方が生産的

7 キャンセル、遅刻への対応を甘くしてしまう 

オンライン日本語教師を始めた最初の頃は、直前キャンセル、遅刻にも大丈夫ですよ、と応じていました。しかしキャンセルする生徒は何度も同じことを繰り返します。

私たちはコマいくらで働いているので、突然のキャンセルを無料で引き受けてしまうと時間の無駄になってしまいます。
時々直前キャンセルの生徒に直前キャンセルは料金がかかる、と伝えると「やっぱりやります。」と言い、授業に出席するがいます。理由を聞くと、買い物に行きたかったとか、そんな理由でした。呆れますよね。

対策としては、例外なしでルールを定めることです。どんな理由であれ、キャンセルポリシーにより○時間前までのキャンセルは受け付けられず、授業料がかかる、そうお伝えすることです。

ルールなので仕方がない、と説明すれば理解してもらえるはずです。

キャンセルルールは明確に!ルールはルールと理解してもらう

8 単純にレッスンがつまらない!

一度生徒に面と向かってつまらないと言われたことがあります。びっくりしました。

まずその生徒さんのことを少しお話しますと、日本語レベルは申告はN2、日本の職業専門学校に入りたいので、専門用語を勉強したいとのことでした。

記事読解をし、それについて話し合う、という授業プランを提案し、生徒も同意したのでそのようにレッスンを進めていました。

授業中、すごく不満そうにしていたので、大丈夫ですか?と聞いたところはっきり「つまらない」と言われてしまいました。

なぜ???と本当にびっくりしましたし、正直頭にきました。

レッスンが終わって良く考えてみると、生徒の申告レベル(N2)と実際の本人の実際レベルが違っていたんです。

まだそのレベルに達していなかってんですね。N2レベルで準備した記事は生徒にはわからない情報が多すぎたんです。
30分程度のトライアルレッスンだったので、焦ってしまい生徒のレベルチェックを入念にできませんでした。
そりゃわからないことばかりならつまらないですよね。

大反省しました。

対策としては、まず生徒生徒のレベル申告を鵜呑みにしないで、しっかりレベルチェックすること。そして生徒の表情や態度を気にかけ不機嫌な理由を感情的にならず冷静に分析することです。

とはいえ生徒のご機嫌取りをする必要もないので、全力でやってだめなら合わなかった、で忘れることです。

ヒアリング、生徒の要望趣味をよく知って、楽しいレッスンに!

9 面接対策で熱血指導! 熱量の違いで引かれる

教える側の熱量と、生徒側の熱量が違ってしまい生徒が困惑してしまったことがあります。ある大学面接対策で生徒の話す内容が(私には)不十分に感じたことがあったんです。

例えば 
入社志望動機 生徒の答え「日本に住んでみたかった(大学話ではなくて東京に住んでみたいなど)」
大学では何をしたいか 生徒の答え「友達をたくさん作っていろいろなところへ旅行したいです(またまた大学とは関係ない話)」

私は「これでは絶対に落ちる…」と思い内容を変えた方がいいとアドバイスしました。
しかしその生徒自身に明確な目標がなかったので生徒は困り果ててしまいました。

まぁ、そうですよね。
高校生に最初から完璧な面接の返答ができるはずありません。

当時の私はそれに気が付かず、少し厳しくし過ぎ、レッスンなのに圧迫面接のようになってしまいました。本当に悪いことをしたと反省しています。 


この経験から学んだことは、生徒の状況、能力、経験を踏まえレベルに合わせて対応する、また、日本語教師はあくまでも日本語教師なので面接の答えの良し悪しまで深く踏み込まない、ということです。

ご本人の面接なのですから。教師の意見を入れすぎると生徒の考えではなくなってしまいます

生徒が必要でないものを与えても親切の押し売りになることに気がついた経験でした。辛く苦い思い出です。

10 フリートークでただ話すだけ

前回フリートークのお話でしたように生徒に満足感を与えられなかったことがあります。

フリートークでただ進出単語が出てくるだけで生徒は進歩を感じません。
ただわからない言葉が増えるだけですから余計混乱してしまいます。

教師は生徒がわかる7、わからない3くらいの割合に会話をコントロールするテクニックが必要です。

私は途中で練習を入れたり、単語チェック等を入れたり間延びしたレッスンにならないように工夫しています。

11 ターゲティングを明確にしなかった 特徴がなければ生徒は教師を選びにくい

以前は「ターゲティング」という言葉さえ知らず、「初心者から上級者まで大歓迎!楽しく日本語を学びましょう!」というような感じのプロフィール、ビデオ作りをしていました。(良く見かけるフレーズですよね)

幅を広げればその分生徒がたくさん来ると考えていました。

しかし、そうではありませんでした。1日に数クラス出来るくらいの生徒はいましたけど、リピート率は少なく収入も今の半分以下でした。

日本語教師としてもっと活躍したい!ビジネスとしても成功させたい、と考えるようになり、ターゲットをリピート率の高い明確な目標のある生徒に設定し直しました。

また写真、プロフィール、ビデオもターゲット向けのものに作り替えました。
その後、自分のターゲットとする生徒が増え始め、現在では一日6〜10コマくらいのレッスン数をキープしています。(実は少し多すぎるので減らしたいくらいです)

12 時間管理、ダブルブッキング 時差のためレッスン時間を勘違い

生徒のほとんどは当然海外在住です。
それも一つの国だけではなく、世界中の生徒とレッスンをします。

もちろん登録会社から「1時間後にレッスンがあります」等連絡が来るとは思いますが、それでも自身の勘違いで時間を間違えてしまうことがあります。

また、急なスケジュール調整で会社を通さずに個人間で時間を調整する場合も少なからず出てくると思います。そのときは必ず生徒の生徒現地時間+日本時間で確認し合うことが必要です。

また登録会社が複数あったため、ダブルブッキングをしてしまったこともあります。

特に新人教師の頃ですと生徒が少なく複数のオンラインレッスンの会社に登録していると思います。
必ずチェックはしていると思うのですが人間なのでどうしても間違いが出てきてしまいます。
そのときはどちらかの生徒に時間を変更してもらうしかありません。
明らかにこちらのミスですので、丁重に謝り、場合によってはクーポン等をお渡ししても良いと思います。

また、生徒が増えてきたら登録会社を減らし、ダブルブッキングの機会を減らすのも一つの手だと思います。(登録会社を一本化すると手数料が減る、というメリットもあります)

13 パソコン、ネットの問題

パソコン、ネットの問題、これは本当に気をつけなければなりません。これがなければ私たちは仕事をすることすらできません。

私はMacを使っているのですが、OSのアップデートでズームやSkypeの不具合が出ることが多くあります。新いOSが出たときは少し様子をみたほうが良いかもしれませんね。実は現在もズームのスクリーンシェアで遅延があることに悩まされています。

また、安定したネット環境を守るためにできればLANケーブルを使うことをお勧めします。WIFIよりも安定したネット接続ができます。

まとめ

日本語教師のよくある共通する間違いについて、経験とともにいくつかご紹介しました。よく考えれば生徒の気持ちになればわかる様なことばかりですね。以上の点に気をつけて他の新人教師に差をつけ、多くの生徒さんにレッスン受けてもらいましょう!!

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