
オンライン日本語教師は収入が不安定になりやすいし、
新規生徒が入っても、リピートがなければ常に集客し続けることになりますよね。
これが本当に辛いです。
毎回信頼関係をゼロから作る必要があるし、レッスンごとに緊張して精神的にも消耗てしまいます。



その不安、よくわかります。私も昔はそうでした。
現在はだいたい50人人程度のレギュラーの生徒がいます。
一年以上の生徒さんが約7割、半年以上の生徒さん2割、残り1割が流動的な生徒です。
ここから先では、私が試行錯誤する中で見えてきた「リピートが自然に生まれる考え方」を整理していきますね。


運営者 BONA
オンライン日本語教師として10年以上。
レッスン数は10,000回以上。
生徒のリピート率は90%以上。
長期継続の生徒が多く、
2年以上続けてくださる方が過半数です。5年以上の生徒さんも多数
また、オンライン日本語教師の育成にも携わり、
月収30万円〜80万円を達成した卒業生も数多くいます。
- 日本語教師歴:15年
- 日本語教育能力検定試験 合格
- オンライン日本語教師:10年以上
- リピート率:90%以上
- オンライン日本語教師サポート歴5年以上
感情を煽るようなポジティブなだけの情報ではなく、
現場で積み重ねてきた実践知と、再現性のある本質的な知識をお伝えしています。
リピーターの生徒を持つメリット
リピーターがいると、何が変わるのか
リピーターの生徒が増えると、一番大きく変わるのは 「収入」よりも、働き方そのもの です。
① 収入が「読める」ようになる
新規生徒だけに頼っていると、来月のスケジュールがどうなるか、常に不安がつきまといます。
しかし定期的に受講してくれる生徒が増えてくると、「最低限ここまでは入る」という見通しが立つようになります。
この見通しがある状態は、精神的な余裕を与えてくれます。
② レッスンの消耗が減る
新規の生徒とのレッスンは、どうしても探り探りになります。
レベル、性格、理解のスピード、どこでつまずきやすいのかも、最初は分かりません。
同じ生徒と継続してレッスンをすることで、
- よく間違えるポイント
- 得意・不得意
- どんな説明が刺さるか
が見えてきます。
その結果、毎回全力で構えなくても成立するレッスン になっていきます。
③ 信頼が積み上がる
生徒は、「この先生は自分のことを分かってくれている」と感じたときに、安心します。
安心できると、
- 質問しやすくなる
- 間違いを恐れなくなる
- 学習の効率が上がる
という好循環が生まれます。
この信頼関係があるからこそ、「他の先生ではなく、この先生がいい」 という状態になります。
結果として、リピートが続き、紹介や良い評価にもつながっていきます。
リピートの多いレッスンの共通点
では、リピートが多いレッスンはどんなレッスンでしょうか?
こちらは、数週間前の私のある1週間のレッスン内訳です。
この週にレッスンを受けてくれた生徒は45名。そのうち、半年以上継続している生徒は28名でした。


内訳を見てみると、JLPT対策、ビジネス日本語、面接対策、大学・大学院受験対策といったレッスンが、全体の約7割を占めています。
一方で、会話のみのレッスンは1名、趣味を中心としたレッスンはこの週は0名でした。
ここで大切なのは、「このレッスンをやればリピートされる」という話ではありません。
注目してほしいのは、これらのレッスンに共通している点です。
それは、「合格する」「入学する」「仕事で使わなければならない」といった、生徒側に明確な目的があるということです。
逆に言えば、目的が曖昧なまま始まったレッスンは、継続しにくい傾向があります。
とはいえ、最初から明確な目標を持っている生徒ばかりではありません。
そういった場合は、話し合いの中でJLPT受験を提案したり、会話レッスンでも簡単な進捗確認やテストを取り入れたりして、
「今どこにいて、何ができるようになったのか」を可視化するようにしています。
このように、リピートされるかどうかはレッスン内容そのものだけでなく、レッスンの設計の仕方に大きく左右されます。
なぜ「レッスン設計」が重要なのか


ここまで読んで、「じゃあ、目標のあるレッスンをすればいいんだ」と思った方もいるかもしれません。
ですが、実際にはそれだけでは足りません。同じJLPT対策、同じビジネス日本語でも、生徒によって必要な内容・ペース・関わり方はまったく違います。
それを無視して、「とりあえず教材を進める」「毎回フリートークをする」という形になってしまうと、生徒は徐々に手応えを感じられなくなります。
結果と、「悪くはないけど、他も探してみよう」となり、静かに離れていきます。
リピートが生まれない原因は、教え方のうまさよりも、レッスン全体の設計が曖昧なことである場合がとても多いです。
生徒のニーズは「聞けばわかる」ものではない
よくあるのが、「何を勉強したいですか?」と生徒に聞く方法です。
もちろん、これは大切です。
ですが、実際には生徒自身が、自分のニーズを正確に言語化できていないことも多いのです。
「会話をもっと自然にしたい」「きれいな日本語を話したい」
この言葉の裏に、何が足りていないのか、どこでつまずいているのか、どんな不安を感じているのか。
それを読み取らずにレッスンを進めると、ズレは少しずつ大きくなります。
だからこそ、生徒の発言・反応・沈黙・迷い方を見ながら、こちら側がニーズを整理し、構造化する必要があります。
フリートークが「続くレッスン」になるかどうか
フリートークは自由で楽なように見えますが、設計なしで行うと実は最もリピートにつながりにくいレッスンになります。
しかし、
- 何を得るためのフリートークなのか
- どこを伸ばすための会話なのか
- どうフィードバックするのか
この視点を持って行えば、フリートークは非常に強いレッスンになります。
実際、長期で続いているフリートークの生徒ほど、「今日は何を学んだか」を明確に持って帰っています。ここに、設計の差がはっきりと表れます。
ここまで読んで、「頭ではわかるけれど、どう組み立てればいいのかわからない」そう感じた方も多いと思います。
私が実際に行っているフリートークの設計方法、よくつまずくポイント、リピートにつながった具体例をまとめたのが
オンライン日本語教師のためのフリートークの教科書です。


レッスンが安定する人・しない人の違い
レッスンが安定している人は、特別な話術やオリジナル教材を使っているわけではありません。
- 自分が教えやすい生徒はどんな人か
- どんなレッスンなら無理なく続けられるか
- 生徒のどこを見ると方向性が決まるのか
これを、感覚ではなく、言語化して理解しています。
ここが曖昧なままレッスンをしていると、
- 毎回レッスンが手探りになる
- 生徒に合わせすぎて疲れる
- リピートが続かない
という状態から抜け出せません。
そして多くの人がつまずくのが、「自分がどんな教師なのか」を把握できていないことです。
リピートはプロフィールから始まっている
リピーターが多いかどうかは、実はレッスンが始まる前から、ほぼ決まっています。
それが、プロフィールです。
プロフィールの段階で、
- どんな生徒を想定しているか
- どんなレッスンをする人なのか
- 何を大切にしている教師なのか
ここが伝わっていないと、一回のレッスン自体がうまくいっても、長く続く関係にはなりにくくなります。
逆に、自分の考えやスタンスが整理されたプロフィールには、最初から相性のいい生徒が集まりやすくなります。
「多く集客するために書く」とずれてしまう
プロフィールを「集客のためにうまく書こう」とすると、どうしても無理が出ます。
- 誰にでも当てはまりそうな言葉になる
- 実際のレッスンとの違和感が出る
- 結果として、疲れる生徒が増える
これはよくある失敗です。
リピートされている教師ほど、プロフィールを「盛る」ことはしていません。
自分が無理なく続けられるレッスン、実際に対応できる生徒像、それをそのままわかりやすく言葉にしているだけです。
自己分析を飛ばすと、レッスンは安定しません
レッスン設計も、フリートークの質も実はすべて「自己分析」が土台です。
- なぜこの生徒は続いているのか
- なぜこのタイプは疲れるのか
- どんなレッスンが長期化しやすいのか
これを感覚ではなく整理できると、レッスンもプロフィールも、一気に楽になります。
そのために作ったのが、オンライン日本語教師向けの自己分析教材です。
「何を書けばいいかわからない」「方向性が定まらない」
そんな状態から抜け出したい方は、一度じっくり取り組んでみてください。


「知識」と「設計力」両方大切
ここまでで、「大切なのはわかったけど、具体的にどうやるの?」と感じた方も多いと思います。
正直に言うと、この部分は経験と知識が必要です。
生徒のタイプ別の考え方、フリートークの見方、ニーズの整理の仕方、実際のレッスン例。
これらは、体系的に見ていかないと、また感覚頼りに戻ってしまいます。
リピーターになってもらうための簡単な一言
レッスンはサブスクされた、または複数回購入された。
でも、なかなか予約が入らない。そんな経験ありますよね。
私は、授業の最後に必ず次回レッスンについて軽く触れるようにしています。
「予約を入れてください」と直接お願いする必要はありません。
例えば
「今、少し予約が取りにくいので、早めに入れた方がいいかもしれません」
「もし時間が合わなければ、できるだけ調整しますよ」
「◯時間前までならキャンセルできるので、とりあえず入れておくのもありですね」
ほんの一言、後押しするだけです。
残念ですがこれだけでは続きません
大事なことは、こうした声かけはあくまで「最後のひと押し」であって、リピートの本質ではないということです。
- そもそもレッスンに納得できたか
- 生徒が「今日は何を得たか」を実感できているか
- 次回につながる設計になっているか
ここが整っていなければ、どんな言葉をかけても、長期のリピートにはなりません。
まとめ:リピートが生まれる順番
リピーターが増える流れは
- 教師側の負担が減る
- レッスンに余裕が生まれる
- 生徒に合わせた設計ができる
- さらにリピーターが増える
この循環を作る鍵は、テクニックではなく、レッスン設計。
プロフィール、レッスン内容、フリートークの扱い方、すべてがつながっています。
トライアルレッスンの進め方については、こちらの記事で詳しくまとめています。


以上、参考になれば幸いです!!読んでくださってありがとうございました。












